BODA
Erik Hoglund candle stand
『Primitive/プリミディブ』
直訳すると 原始的、素朴な、幼稚な、を意味します。
日常生活ではあまり使わない言葉に思いますが、本日ご紹介させて頂くアイテムにはこの言葉が良く似合います。
稚拙とは似て非なるものとなりますので是非とも最後までご覧くださいませ。
新しい価値観
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こちらはスウェーデン最古のガラス工場ボダ社のキャンドルスタンド。
現在はコスタ社とボダ社が合併し、コスタボダというガラスメーカーとして北欧らしい芸術性あふれる製品を生み出し続けています。
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このキャンドルスタンドは1950~60年頃に製作されたビンテージアイテムです。
デザインを手掛けたのは“Erik Hoglund/エリック・ホグラン”氏。
彼は残念ながら1998年に亡くなっており、当たり前の話ですが今後一切生産されることのない希少な遺作となります。
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2色の吹きガラスとアイアンという、異素材を組み合わせながらも温かみを感じさせる表情。
キャンドルを灯さずとも照明や陽の光だけで充分魅力的に映ります。
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生産された当時の北欧では、繊細で透明感のあるガラスが良しとされていたようですが、それらとホグラン氏の作風は一線を画します。
ボコボコとした歪な表面と自由に入る気泡。
平と玉のガラスを突き抜けるアイアンの土台部は4方向に広がります。
どんな想いでこのようなデザインに至ったのかはわかりません。
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それでも人を惹きつけるのは、アフリカや南米のフォークアート(土地固有の文化、農業や商工業の労働者によって生み出されるアート)に通ずる作風からと言えるのではないでしょうか?
作品には彼の人柄や歩んできた人生をそのまま映しているようで、どこか土臭く懐かしさを覚えます。
自分が思うにこの感覚こそが『Primitive』
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また、彼が手掛けた他の作品を見てみると、動物や人間の顔、裸の女性などのモチーフが数多く存在し、このキャンドルスタンドと同じで彼の作品ということが一目で理解できると思います。
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流行り廃りのある世の中で、その流れに負けず自分を貫き通し、新しい価値観を生み出したホグラン氏。
1人の人間として畏敬の念を抱きます。
以上、ガラスアイテムが好きな僕のテンションを上げてくれた特別な品の紹介でした。
主観的な言い回しばかりですみません。
気になった方は用賀店までお気軽にお問い合わせ下さい。
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