THE PENNY WISE
T2 Dining Table
子供のころからずっと一緒にいる。
家族や友達だけでなく、それは毎日食卓を囲むテーブルのような家具にも言えるのではないでしょうか。
そんな家具は、久しぶりに実家に帰ってきたら、「小さくなったな」とか「あれ、こんな色味だっけ」、「この傷はあの時の」と感慨にふけったり...。
家具も人間と一緒で、時間と共に深みが増し成長していくのだと思います。
今回は、そんな一緒に成長していくダイニングテーブルが入荷いたしました。
一緒に年を重ねる
1981年創業のアンティーク家具ショップ、“ペニーワイズ / THE PENNY WISE”。
19世紀後半から20世紀初頭のイギリスアンティーク家具や雑貨を独自の視点でセレクトしていることで知られるアンティークショップです。
現在、東京港区白金、中央区勝どきに店舗を構えており、創業から40年近く経った現在でも、そのハイセンスなセレクトは多くのアンティークファンを唸らせています。
今回ご紹介するテーブルは、同社のオリジナルプロダクトであるポールウィルソンシリーズの"T2 ダイニングテーブル"です。
イギリスのアンティーク家具に用いられる、目の詰まったパイン無垢材が用いて、昔ながらの技法で職人が丁寧に製作している一品。永く使い続ける事の出来るクオリティの高いものとなっています。
厳格な素材選びと丁寧な仕上げ故に、手直ししながら使っていく事で、傷つきながらも陰影を刻み、色合いを濃くしてお部屋の雰囲気にどんどんと馴染んでいくこと間違いなしです。
デザインを見ていくと、脚は英国らしいヴィクトリアンレッグ仕様になっております。。
何世紀もの間丁寧に受け継がれてきた伝統的な仕様で、無垢材を削り出して、デザインと強度を両立した造りです。
表情のある杢目や節も相まって、デザイン性の高いものとなっています。
杢目や節、割れ。これらもデザインとして見ると中々に魅力的。中々と言うよりも、こちらのアイテムの一番の醍醐味だと思っています。
節は、大きな幹から分かれた枝が、光を浴びるために伸ばした枝の名残り。 割れは、製材された後にゆっくりじんわりと水分が抜けてゆく事で生じる木材としての馴染みの一つ。 生き物の一部を分けて作られる木の家具は、形が出来上がった後でも、置かれた場所に合わせ日々変わってゆく特徴を持っています。
そう我々と同じ生き物なのです。なので、成長していくのは、当たり前なのかもしれないですね。
ゆったりとした天板サイズで、幅と奥行きを活かして最大6人で使用していただく事ができます。
家族で囲んでも良し、来客があってもある程度対応出来る十分な広さ。
佇まいも相まって、何でも来いと言ってるような余裕感がありますね。
家具の魅力は実際に使い、生活を共にすることで感じられるもの。
久しぶりに帰ってきて、それを見たら何だかホッとする、そんな温もりがございます。
もちろん久しぶりではなく、ずっと一緒にいるだけでも良し。
アンティークと向き合うことで生まれたペニーワイズのオリジナルダイニングテーブルを永く使ったその先、ものを永く使う意味と深さ、その家具の持つ本来の魅力を存分に感じていただける逸品です。