HAY
PYRAMID TABLE 01
オランダのユトレヒト市内にシュレーダー邸という住宅があります。
建築家・インテリアデザイナーのヘリット・リートフェルトが、夫を亡くしたシュレーダー夫人の為に設計したものです。
子供を持つシュレーダー夫人の為に、親子が良い関係や距離感で暮らせるよう設計された機能的な住宅で、赤、青、黄の三原色と直線を基調としたデザインがとても美しいです。
僕は全く建築に詳しくないのですが、この住宅だけは学生時代からの憧れで、いつか訪れてみたいと思っています。
今回はそんなヘリットリートフェルトの息子、ウィムリートフェルトがデザインを手掛けたテーブルのご紹介です。
ダッチデザイン
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HAYは” ロルフ・ヘイ / Rolf Hay ” 氏と大手アパレルグループの ” ベストセラー / Bestseller ” によって2002年に創業したインテリアブランド。
デンマークの伝統を継承しながらも、最新加工技術を融合させ、現代人の感性に響く革新的なデザインを発表しています。
現在HAYにて発売されている”ピラミッドテーブル01”は元々1950年代にウィム・リートフェルトがデザインしたもの。
それをHAYが当時の発売企業アーレンドと協働して復刻させました。
この”ピラミッドテーブル01”はシリーズとして発売されており、他にもコーヒーテーブルやベンチ等があります。
また、同じく同社より発売されているリザルトチェアと合わせる為にデザインされており、一緒にお使い頂くことも出来ます。
デザイナーの”ウィム・リートフェルト”はダッチデザインを代表する人物。
父親は芸術運動”デ・ステイル”の中心人物として活躍した”ヘリット・リートフェルト”。
”ウィム・リートフェルト”はデン・ハーグの王立芸術アカデミーでインダストリアルデザインを学んだ後、幾つもの名プロダクトを残しています。
またインテリアデザインだけではなく、列車から農業機械まで、幅広くデザインを手掛けています。
デザインはフランスの建築家・デザイナー”ジャン・プルーヴェ”にインスピレーションを受けたと言われています。
通称コンパスレッグと呼ばれるV字に開いた脚部が特徴的で、教育機関や企業向けのインダストリアルデザインとしてデザインされました。
耐久性と軽さに優れており機能的でありながら、とても美しいデザインです。
一人が食事をする際に必要なサイズはおおよそ横幅60cm、奥行き40cmと言われています。
これが4人になると、倍のサイズが必要になります。
こちらのテーブルは横幅131cm、奥行き75.5cmと奥行きが少し狭いですが、横幅が少し広めなので、4人で使用するのにも十分なサイズ感があります。
また、スタイリッシュなデザインから、デスクとしてもお使い頂けます。PCや資料など、卓上に多く物を置いてもゆとりをもって使う事が出来ます。
シュレーダー邸では合わせる家具もシュレーダー夫人と協力してヘリット・リートフェルトが製作したそうです。
自分の好みを丸ごと反映させた家に住むのは難しいかもしれませんが、オフィスからダイニングルームまでフレキシブルに使えるこちらのデスクで、お気に入りの空間を作ってみてはいかがでしょうか。
機能と美しさが両立した魅力的な一点のご紹介でした。