Bramin
Model107 Arm Chair
by Hans Olsen
ダイニングチェアは毎日使うものだからと、座り心地を重視する方が多いのではないでしょうか。
私もそうだったのですが、今思えばもっと遊びたかったなと・・・やっぱり見た目も妥協したくないですよね。
もし次のタイミングがやってきたら、夫婦それぞれで気に入った一脚を選んでみたいと思います。
本日は、シンプルでスタイリッシュな見た目の中に機能性が隠れた一脚をご紹介いたします。
隠された機能美
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1960年代に活躍したデンマークの家具デザイナー、Hans Olsen(ハンス・オルセン)による「 Model107 」ダイニングチェアです。
氏の手掛ける家具は、スタイリッシュさと機能性を両立したシンプルなデザインが特長。
無駄な装飾を廃し簡素化することで「リ・デザイン」というスタイルを確立し、人間工学を初めて家具デザインの分野に用いた近代デンマーク家具デザインの父、コーア・クリントに師事した影響が色濃く感じられます。
先日のブログ
~機能美を追求したダニッシュデザインの最高峰~でもご紹介したフレム・ロジェ製のディネッテダイニングセットは、ハンス・オルセンの代表作として知られています。
こちらは既に販売済みとなっておりますが、ダイニングセットの立て続けの入荷をきっかけに、Model107の初入荷が実現し大変嬉しく思います。
そんなチェアは、北欧デザインの黄金期といわれる1960年代を象徴するデザインの家具が根強い人気を誇るデンマークの老舗家具メーカー"ブラーミン BRAMIN "によるもの。
ヨハネス・アンダーセンやヘンリー・ウォルター・クレインなど、様々なデザイナーが活躍したことでも知られていますが、1980年代に工場は閉鎖されました。
座面裏には、1950年代と思われる当時の工房の赤いスタンプが微かに残っております。
曲げ木の技術による有機的なカーブを描くアームデザインが印象的。芸術的な美しさを感じるシルエットとチーク材の柔らかい雰囲気が非常にマッチしています。
その他のフレームはオーク無垢材を使用し、経年により深みを増したチーク×オークの美しいコントラストもお楽しみ頂けます。
同シリーズは、ダイニングチェアの他にイージーチェアやセッティー(長椅子)、クッション無しの板座仕様などいくつかのバリエーションが作られたそう。
こちらは背座ともに木色と良く馴染むベージュ系のファブリッククッションを配し、デザイン性だけでなく座り心地への配慮もなされています。
背もたれからアームにかけての程よい傾斜とカーブによる包み込むような座り心地。身体を預けた際のフィット感が心地よく、人間工学と人体測定学を取り入れていたハンス・オルセンだからこそ成しえたデザインといえます。
更に独特のアームは、本を読む際にも、立ち上がる際にも丁度良く、日常の様々な場面で私たちをサポートしてくれることでしょう。
その快適さからダイニングテーブルで食事するだけでなく、長時間のデスクワークをされる方にもオススメです。
洗練されたダニッシュデザインにハンス・オルセンの遊び心をプラスしたこだわりの詰まった一脚。
見た目で惹き付けられた方も、きっと座ってこそ初めて氏のデザインの魅力を実感して頂けるのではないでしょうか。