The Hummingbird Stool
Made By The Mehinako People
ブラジルの原住民によって手作りされた、木製のスツール。
様々な動物達をモチーフにしたその活き活きとした佇まいが注目され、近年国内の美術館で度々展示会が行われる等、価値ある民藝デザインとして認知されるようになりました。
一般的な市場では滅多に見ることのできない逸品ですが、今回"メヒナク族"が手掛けた希少な一脚が入荷致しましたので是非この機会にご覧になっていってください。
展示物としても、唯一無二のアートピース。
こちらはハチドリをモチーフに作られた一点。
大きな木を伐り出した丸太をそのまま使用した"一木造り"と呼ばれる方法で製作され、脚部を含めた全てが一本の無垢材からできています。
スツールとしてしっかりと機能するデザインですが、彫刻作品としても見応えのある逸品。
大胆ながらも繊細で、木彫として味わいのある民藝を感じさせる佇まい。
しかし全体として洗練された印象があり、何処かスタイリッシュにも感じられる不思議な佇まいです。
ブラジルの先住民にはいくつかの部族が存在しており、地域によってスツールのデザインも異なります。
しかしどの部族にとってもこの一木造りのスツールは "人々のシンボル" として伝統的に作られてきたという歴史があり、実用する為の椅子としては勿論、結婚式等の重要な儀式に使われる他、人々の生活や神話にも深く関わる存在として、大切に受け継がれてきました。
まさにメヒナク族の伝統と誇りが表れた一脚。
全体にあしらわれた幾何学模様にもちゃんとした意味があるのだそうですが、お魚マークはどんな意味が込められているのでしょうか?少し気になってしまいますね。
口ばしを少し開いた姿からは拘りのディティールが伺え、製作する観点からしても手間がかけられた作りであることが分かります。
様々な種類のスツールの中でも見所のある一脚と言えるでしょう。
座ってみると、岩の上に腰かけているかのようなどっしりとした安定感。
一生どころか何世代か使えてしまいそうなクオリティで、伝統工芸が持つ底力がひしひしと伝わってきます。
日本国内では殆ど美術館でしか見られない希少アイテムとなっていますが、普段使いには勿論、空間に対し他にないアクセントを添えてくれるアートピースとなってくれることでしょう。
一点のみの入荷となっておりますので、是非この機会にご検討くださいませ。