FLOS
MINI GLO-BALL T
直径11cm。マグカップと比べても大差ないような大きさで、ぽわんと光るテーブルランプ。
手のひらに収まるほどのこの小さな小さな照明を、さて、どこに置きましょう。
テーブルの上はもちろん、窓辺やベッドサイド、棚の上。小さいからこそさまざまな場所で使いたくなります。
丸くて白い、光る塊
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1998年、イタリアのモダン照明メーカー・FLOS(フロス)社より発表された「グローボール | GLO-BALL」。
ペンダント、フロア、ウォール、テーブルなどのラインナップの幅広さとシェードのサイズ展開の多さが、人気の高さを物語っています。

デザインを手掛けたのは、イギリス・ロンドン出身のプロダクトデザイナー、Jasper Morrison(ジャスパー・モリソン)。
vitra(ヴィトラ)やMAGIS(マジス)での活躍はもちろん、無印良品やIDEE(イデー)、マルニ木工から製品を発表するなど、日本の生活にも深く関わるデザイナーのひとりです。

氏を語る上で必要不可欠である「Super Normal(スーパーノーマル)」というデザイン哲学。簡単にいえば、究極のシンプルを表します。
そのコンセプトの基に成り立つ彼の作品は、やはり無駄がない。飽きることがない。使うことへの思慮に余念がない。

ラインナップの中でも一番小さなこのMINI GLO-BALL T(ミニグローボール)からももちろん、モリソンの流儀を感じられるわけです。
正円ではない少し上から潰したような横長の球体に、ランプの挿入口は極限まで小さく、シェードには一切影を映らせず、360度同じ光を灯す。

そして、フロストガラスは薄く均質に、表面には細かな酸化処理を施すことでなめらかな風合いに。
見た目はノーマルでありながら、このデザイン哲学を体現するためには並々ならぬこだわりがつぎ込まれていることが分かります。

「よい製品とは、短いスパンではなく何年経っても使い続けてもらえるような、謙虚で静かな、そして暮らしの中で便利な道具である。」
この白い小さな光る塊を目の前にして、強く確信しました。まさに氏が掲げる信念の通りに作られているんだと。
小さいだけでなく、シンプルだからこそさまざまな場所に溶け込んでくれるミニグローボール。さて、どこに置きましょう。
