Frits Henningsen Book case
こんにちは。用賀店のふくです。 本日は北欧のビンテージアイテムをご紹介させて頂きます。 北欧ビンテージ=チーク材。 そんなイメージもあるかと思いますが、本日はオーク材をふんだんに使用したプロダクトです。 現代の既製品と比較すると、想像もつかないような拘りを楽しませてくれますので是非、最後までご覧くださいませ。北欧のクラフトマンシップ
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こちらはFrits Henningsen/フリッツ・ヘニングセンが手掛けたブックシェルフ。
家具デザイナー兼キャビネットメーカーとして知られており、クラフトマンシップを感じさせる品質の高さが魅力となっております。
このブックケースのデザインは極めてシンプル。
幅75cm 奥行25cm 高さ115cmとサイズ感を見てもいたって普通。
棚板は約3.5cm間隔で調整がきくようになっておりますが機能としては最低限。
でもこのブックケース、「普通」とは言えないんです。
それは細部を見てもらうと一目瞭然。
縁部にはモールディングが施され、非常に滑らかな表情を見て取れます。
現代ではモールを張り付け、装飾としているアイテムが殆どだと思いますのでこの点だけでも特別なアイテムであることが伝わってきます。
また、この細かな装飾は棚板にも見られます。
前部の縁にはカットが入り、仕上げは滑らかな曲線。
一見、目立たない箇所にも思えますが、全体を見た時のバランスを整えている役目を担っており、収納したアイテムの魅力を引き出してくれます。
このブックケースが作られたのは1940~50年代。
現在流通しているオーク材を用いたアイテムと比べると、杢目の文様はやや激しく、野趣溢れる雰囲気となっているのもポイント。
後年ソープ仕上げが施されているようですのでこれからもその美しい姿を楽しませてくれそうです。
シンプルなデザインの中に加えられた拘り。
それを実現した北欧のクラフトマンシップ。
普遍的なアイテムではありますが決して普通ではありません。
今後もこのブックケースの魅力を継いでくれる方にお迎え頂ければ幸いです。











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