Fritz Hansen
Model 3601
デンマークが生んだ巨匠、アルネ・ヤコブセン。
建築から家具、食器、灰皿といったように彼のデザインは多岐に渡ります。
本日ご紹介させていただくのは同氏が手掛けた美しい形と心地を持つ逸品。
バタフライテーブル、Model 3601のご紹介です。
機能的デザイン美
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薄い天板と華奢なレッグ。
すっきりと軽快ながら存在感ある佇まい。
コンパクトなサイズ感が程よく、一切の無駄の無いかたちが北欧モダン特有の品を感じさせます。
製造は北欧デンマークのフリッツハンセン。
高品質で美しい家具を手がけ、多くの名品を輩出しています。
同社の高いクオリティは良質なビンテージになる為の重要なポイント。
このテーブルにも北欧家具特有の技術力とものづくりへの拘りが随所に見られます。
天板と垂直に落ちる予備天板は裏面にかけてテーパーされており、より薄く、軽やかに見せてくれます。
柔らかさとシャープさのバランスが心地よく、モダンな雰囲気と北欧家具ならではの温度の両方を持ち合わせます。
予備天板を引き上げ、天板下に収納された支えを引き出すことで伸長できるバタフライ仕様。
気軽にスペースを確保できるこの仕様は様々な場面で活躍してくれそうです。
シンプルなデザインに与えられた最大限の使い心地もアルネ・ヤコブセンのデザインに通ずる点です。
繊細なレッグはハの字に伸び、天板をしっかりと支えます。
特有の質感も良い雰囲気。
補強の金具のバランスも良く、デザイン的な表情をも担い一切の無駄を感じさせません。
希少なビンテージアイテムとして知られ、市場でもあまり見かける機会の無いModel 3601。
杢目の美しいチーク材や優美なローズウッド材の仕様などがラインナップされていたそうです。
今回入荷したのはスタイリッシュな気品を持つブラックの個体。
情報が非常に少なく、レアリティの高いアイテムでもあります。
コンパクトなサイズ感もこのテーブルの特徴。
両天板を拡げた際のワイドは140㎝と、その軽快さからは想像も出来ない軽快さを見せてくれます。
同氏の手掛けた名作チェアとの相性も良さそうです。
左右対象や連続を得意とし、完璧主義でも知られるアルネ・ヤコブセン。
デザイン性は勿論、必要なのは使い心地です。
問題はそれらが如何に共存するか。
明快に見えて困難なデザインの課題の答えはアルネ・ヤコブセンが知っていたといっても過言ではありません。