Fritz Hansen
RO JH1
35日以上も雨の日が続く、そんな珍しい天候に見舞われた今年9月。
「東京地方に雨が降り続けて~ 部屋の中に居続けることもあるさ~ 」
Fishmansを聴きながら、歌詞の景色に入り込んで、ただただぼーっとしていました。雨音と音楽に包まれていると、外の世界から切り離されたような、自分だけの時間が生まれます。異様な静けさと、不思議な感覚がなんとも心地良いのです。
静けさをかたちにした一脚

こちらはそんな自分だけの時間に寄り添ってくれる一脚、Fritz Hansen(フリッツ・ハンセン)の「RO Chair」。
デンマーク語で「静けさ」や「穏やかさ」を意味する「RO」。 忙しさから少し距離を置き、読書や音楽、何気ない休息を楽しむための椅子としてつくられました。

デザインを手掛けたのは、スペイン出身のデザイナー、Jaime Hayon(ハイメ・アジョン)。
2013年に発表されたROは、彼らしい遊び心と彫刻的な造形が魅力です。人体からインスピレーションを得たという、有機的な曲線。ポリウレタンフォームで作られた大きく丸みを帯びたシェルは、家具というよりも一つのオブジェのようでもあります。空間に置くだけで、そこに新しい景色をつくります。

背もたれは肩のあたりまで高く立ち上がり、左右のアームも身体を包むようにカーブ。
深く腰掛ければ、周囲から少し切り離されたような安心感があり、自然と身体の力が抜けていきます。存在感のあるサイズ感も、「一人のための居場所」というROの性格をよく表しています。

さらに今回入荷したのは、現行には無いFaded Denim Blueのファブリックをまとった仕様。色落ちしたデニムを思わせる、少しくすみのあるブルーが印象的です。
鮮やかな青ではなく、グレーや白が混ざったような落ち着いた色合いで、柔らかなフォルムとよく馴染みます。どこかビンテージ家具を思わせる表情も、この仕様ならではの魅力です。

ベースにはサテン仕上げのアルミニウムを採用。ボリュームのあるシェルに対して、細身でシャープなアルミの脚を組み合わせることで、全体に軽やかな印象を与えています。
柔らかなファブリックとクールな金属という異なる素材のコントラストも美しく、Faded Denim Blueとの組み合わせには、落ち着きの中にほどよいモダンさがあります。

大きな身体を預けて、音楽を聴く。窓の外を眺める。本を読む。あるいは、何もせずただぼーっとする。
そんなひとときを少しだけ贅沢にしてくれる、まさに「静けさをかたちにした」ラウンジチェアです。































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