Fritz Hansen
KeVi
多くのシーンで活躍するキャスター付きのワークチェア。
それらはワークスタイルに安定感と快適性を与え、幅広いシーンにまで普及しました。
本日ご紹介させて頂くのは現代のオフィスチェアの原点とも言われる名プロダクト。
素晴らしいチェアデザインと圧倒的な機能性を兼ね備えた名チェアのご紹介です。
快適性とデザイン性
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今回ご紹介させて頂くのは、デンマークの家具メーカー、フリッツ・ハンセンのデスクチェア「ケヴィ KEVI」。
オリジナルはデンマークの工房“Kettel&Villadsen社”が手掛けていた名デスクチェアです。
工房の名から命名されたケヴィ(KeVi)。
建築家であるヨルゲン・ラスムッセンがこのチェアデザインに携わりました。
人間工学に基づいてデザインされたプライウッド製の座面と背板。
昇降機能とキャスター。
シンプルなデザインに伴う高い使い心地は素晴らしく、発表から半世紀以上経つ現在でも製造され続けています。
現在では当たり前となったキャスター付きのチェア。
このキャスターは1965年にヨルゲン・ラスムッセンが双子の兄弟であるイブ・ラスムッセンと共に開発したものでした。
元々は金属で作られていたキャスター。
不安定で重たく、床を傷つけてしまう上に高コストな金属製キャスターはデスクチェアには不向きでした。
ラスムッセン兄弟は試行錯誤の末、プラスチック製のダブルキャスターを発明。
安定感があり360度スムーズな回転を可能にしたホイールは様々な環境でもその能力を発揮しました。
ケヴィの為に作られたこのキャスターがオフィスチェアの原点と言われる所以です。
昇降機能やバックレストの角度調整等チェアとしての高い機能性を持ちながらも叶えられたシンプルなデザイン。
ケヴィの魅力はこれらの融合にあります。
このケヴィの魅力は異素材を組み合わせることで叶えられた繊細さと軽やかさに与えられた経年の風合い。
特徴的な造形を引き立て、デスクチェアデザインとしての高い完成度をより思わせます。
原点と言われながらも、改良を重ね作り続けられるケヴィ。
半世紀が経ち多くの快適なデスクチェアが開発されましたが、デザインの良さを損なってしまっているものも少なくありません。
快適性とデザイン性の中間地点。
そこにこそデザインの魅力は在るのかもしれません。