Fritz Hansen Seven chair

今回は名作中の名作、長い間愛され続けている、フリッツ・ハンセン社のアルネ・ヤコブセンによるセブンチェアのご紹介です。 誕生は1955年デンマーク。60年以上経過した現在で累計販売台数700万台を越え、フリッツ・ハンセンのアイコン的存在となっています。 飲食店や公共施設、住宅などに幅広く利用されているため、目にした事がある人も多いのではないでしょうか。

デザイン史におけるアイコン的存在

物資や素材が不足していた第二次世界大戦中に金属の代用品として合板が注目され、それに伴い、合板成型技術が飛躍的に進歩しました。 ただし、セブンチェアに見られる、背面と座面が一体化した合板成型は困難でありました。ひび割れや強度の問題などを少しづつクリアし、この美しいフォルムが生まれ、現在でも愛される椅子となったのです。 成型合板は１～１.５mmにスライスされた木材を積層させ、型にセットして熱を加えながら、プレスすることで意図した形状に加工しています。他の素材や手法と比べて、反りや歪みが出にくい手法のため、主に椅子の製造に使用されています。 当時としては画期的なデザインだったのです。 横からのフォルム、とても美しいですよね。１枚の板なのに立体感のある斬新さと繊細さ。思わず撫でたくなっちゃいます。 そう、スタッキングも可能なんです。 高いデザイン性と高い機能性の両立。デザインとしては完璧に近いと言ってもいいのではないでしょうか。 今回のセブンチェアの塗装はラッカー仕上げとなり、木目が見えないものとなっています。艶が目立ち、スッキリとした印象がモダンな空間にピッタリ合いそうです。また、シンプルさの中に宿る高級感が際立ちます。 物資の乏しい時代背景が生んだ、洗練されたクラフトマンシップが光る逸品です。使える場面も様々。 是非、この機会にこの名作椅子をあなたの日常のお供にしませんか？ この機会をお見逃しなく！

フリッツハンセン Fritz Hansen セブンチェア スタッキングチェア アルネ・ヤコブセン A

フリッツハンセン Fritz Hansen セブンチェア ブラック ラッカー アルネ・ヤコブセン B