Fritz Hansen
Arne Jacobsen/Seven Chair
北欧を代表する家具であるとともに、名作椅子として世界に名を轟かせるフリッツ・ハンセンのセブンチェア。
曲線的で洗練されたデザインと、プライウッドを用いた一体成型の製法は後の家具に多大な影響を与えました。
販売数では世界一を誇り、その数は現在まででなんと700万脚に上ります。今回はそんなセブンチェアが2脚入荷しました。
重なり合う曲線
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デザイナーは言わずと知れたデンマークのアルネ・ヤコブセン。コペンハーゲンに生まれた同氏は現在の北欧家具の原型ともいえる、洗練されたデザインを数多く輩出しており、その功績から「デンマークデザインの父」とも呼ばれています。
そんな彼のデザインの中でも代表作として数えられるのがこのセブンチェア。
背もたれから座面が一体となった曲線的なシルエットは、それまでの一般的なチェアと比べて圧倒的に薄く軽量で、背もたれに寄りかかるとしなやかに受け止めてくれます。
そして、それを実現可能にしたのが9層のプライウッド。座る人の姿勢や体型に合わせて程よく背もたれがしなるようになっており、また三次元的な曲面を持たせることで体にフィットする座り心地にも寄与しています。
また、80年代以降はプライウッドの間にインド綿を張り入れることで、さらに高い強度を実現するという改良もなされています。
ヤコブセンはセブンチェア発表の3年前に、世界で初のプライウッドを使ったスタッキングチェアとなるアントチェアを設計しました。
そしてアントチェアで得たノウハウをもとに、よりゆとりのある座面と背もたれ、安定した4本脚を持ったチェアとしてセブンチェアを1955年に発表しました。
今回入荷したのは2色。落ち着きのあるアイスブルー、ビビッドなライム、ポップで可愛らしいカラーとクロームの脚がシックに組み合わさるスタイルですが、惜しくも今は廃盤のカラー。
艶のあるラッカー仕様で汚れにも強く、軽く拭くだけで永く綺麗に使っていただけます。
そしてセブンチェアのもう一つの特徴であるスタッキングももちろん可能です。
部屋のお掃除の際など、スタックさせる際にはベース部分に取り付けられた保護パーツが座面に接することで、レッグで座面に傷が入らないようになっています。
北欧家具のお部屋からインダストリアル風のお部屋まで、洗練されたフォルムだからこそどんなシチュエーションにも合わせやすいのではないでしょうか。
座り心地や見た目だけでなく、耐久面、収納面でもヤコブセンの深い計算がうかがえる「セブンチェア」のご紹介でした。
フリッツハンセン Fritz Hansen セブンチェア アルネ・ヤコブセン Arne Jacobsen スタッキングチェア ダイニングチェア アイスブルー 廃番カラー デンマーク 北欧
フリッツハンセン Fritz Hansen セブンチェア アルネ・ヤコブセン Arne Jacobsen スタッキングチェア ダイニングチェア ライム 廃番カラー デンマーク 北欧