France&Son
Model169 Senator 1P
Ole Wanscher
1930年代にデンマークで創業。1967年にポール・カドヴィスPoul Cadvoiusに買収され、CADO社に事業が引き継がれるまでの、短いブランド存続期間の為、流通量は少ない"フランス&サン France & Søn"。
しかしその功績は凄まじく、Finn Juhl、Ole Wanscher、Peter Hvidt & Orla Molgaard Nielsen、Grete Jalkなど、多くの著名なデザイナーが作品を発表し、デンマーク家具の輸出を牽引しました。
素材感と曲線美を堪能する椅子

もともとはマットレスメーカーとしてスタートし、1948年にチャールズ・フランスが「France & Daverkosen」を設立し、家具製造を開始。1957年に息子の入社を機に「France & Søn」に社名変更。というストーリーがあります。1967年にポール・カドヴィスPoul Cadvoiusに買収され、その後、CADO社に事業が引き継がれたという事は、France & Sønとしては10年程しか製造してないという事になりますね!

今回ご紹介するのは、そんな歴史を持つブランドからの逸品です。
デザイナーは"オーレ・ヴァンシャー Ole Wanscher"。「Model 169」として知られ、別名「上院議員」とも呼ばれている"Senator Chair"。応接用シリーズとして1962年にデザインされました。


チーク材をふんだんに使ったフレームの北欧家具らしいナチュラルな風合いに加えて、湾曲させたアームなど洗練されたエレガントな造形美。

一番の押しポイントはバックスタイル!座クッションの側面が丁度フレームに隠れるデザイン。太いチークの無垢材で構成されるフレームは、有機的なカーブで接合されていてとても美しいです。気が付いたら触れて撫でてしまっています(笑)

クッションは、コイルスプリング仕様。ウレタンの中にスプリングが入っており、適度な反発のある掛け心地。クッション下はウェービングテープ仕様で、底付き感が無く、とても寛げます。


全体的にとてもシンプルなデザインですが、背もたれの曲線やアームのディティールなど、見ていて飽きません。もちろん、触れても座ってもです!
ブランド存続期間が短かったこともあり、日本の中古市場に出回る事は滅多にないフランス&サン。生活に寄り添ってくれ、これからもずっと経年を楽しみながら使いたくなる。そんな特別な一脚だと思います。











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