France&Son
191 chair
北欧を、いや世界を代表する伝説的な家具デザイナー"フィン・ユール Finn Juhl"。 有機的な曲線、繊細なシルエットは独特の美意識を感じさせ、その彫刻のような造形に魅了されたファンは数知れずでしょう。
しかしながら、同じくデンマーク出身であるウェグナーやヤコブセンなどの諸作品と比べて、なかなかお目にかかる機会が少ないことから、とりわけプレミアム感が強いフィン・ユールの作品。
今回は彼の作品の中から、優雅な曲線を特徴とする名作"191 Chair"が入荷いたしました。
唯一無二のデザイン

アルネ・ヴォッダーなど優れたデザイナーとの協働で知られ、北欧家具好きの方であれば聞き馴染みのある家具メーカー「フランス&サン France&Son」より作られた191チェア。
フランス&デバーコセン社として創業したのちにフランス&サン社へ改名、その後フランス&フランス社、カド社と名前を変えていましたが、現在では惜しくも廃業しています。
今回はそんな同社の黄金期とも言える時代に生まれた一脚のご紹介です。

同氏らしい曲線と浮遊感が魅力的。
座面下に空間を設けることで座面が浮いたような浮遊感を演出した軽やかな印象を覚えます。

無垢材を削り出すことで生まれる美しいウッドフレームは、チーク無垢材の美しい杢目と削り出しによる優雅で美しいラインを堪能できます。

後脚の上部はただ平らに削るのではなく、滑らかな手触りの窪みができるように削られております。細かい...。
また、上品なブラックレザーの組合せによって程良いエレガントさが感じられます。


そして、適度な曲線による絶妙な角度の付けられたシートは身体にフィットすると共に、広く取られた座面と背面によって心地よくゆったりと座れます。

さらに座面裏にスプリングが張れており、クッションと合わさって程度の弾力の快適な座り心地を実現しています。
かつてフィンユールが、「そこに座る人がいなければ、椅子はただの物にすぎない。人が座ってはじめて、心地よい日用品となる」と言葉を残したように使い勝手もしっかりと拘られています。

フィン・ユールならではの彫刻的感覚が遺憾なく発揮された見事な造形美。美しさを心地よさに繋げる圧巻のデザインです。 そして、この意匠が散りばめられたチェアの製造を担ったFrance & Son(フランス&サン)社の技術もまた見事だと思います。
フィン・ユールの作品の中でも、国内では比較的個体数が少ない一脚となります。
全ての箇所に洗練されたデザインが行き届いているだけでなく、日常に馴染む名作です。











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