B-LINE
3-Tier 3-Tray (Beige Japan Limited Color) & 4-Tier 8-Tray (White)Designed by Joe Colombo
1960年代のイタリアデザイン界を彗星のように駆け抜けた、Joe Colombo。どこか実験的でありながら、あくまで日常に根ざしている。その距離感に惹かれます。
かつて、彼のデザインしたポーカーテーブルに強く心を持っていかれた時期がありました。ポーカーとたばこを好んだ自身の嗜好をそのまま反映し、テーブルに灰皿まで組み込んでしまう設計。発想の出発点がとても個人的で、そのままプロダクトに昇華してしまうところに、“鬼才”らしさを感じます。
その関心をきっかけに、オルーチェ スパイダーのデスクランプやペンダントランプ、チェアや収納家具、カトラリーに至るまで、彼の仕事を追うようになりました。
最近ではマグカップのような小さなプロダクトにも目が向きます。スケールが変わっても一貫しているのは、「どう使うか」からかたちを導き出す姿勢。
そうした視点で見ると、ワゴンというプロダクトにも彼らしさがよく表れています。収納というより、使う動作そのものを設計した道具。必要なものにすぐ手が届き、その場で完結する構造です。
Joe Colomboとボビーワゴン、機能がかたちになる瞬間


今回ご紹介するのは、B-LINEによるボビーワゴン。
1970年に発表され、Museum of Modern Artのコレクションにも選ばれているプロダクトです。
長く作られ続け、さまざまな空間で使われているのを目にする機会も多いかと思います。
実用品でありながら、ひと目でそれと分かる造形。世界的に支持され続けている理由のひとつは、この普遍的なデザインにあるように感じます。

このプロダクトが生まれた1970年代は、家具に可動性や柔軟性が求められ始めた時代です。
空間に固定されるのではなく、人の動きに応じて機能する設計。軽やかなプラスチック素材と回転式トレイの構造が、その思想を端的に表しています。
中でも、定番の3段3トレイと、やや珍しい4段8トレイ。この2つを並べて考えてみます。

3段3トレイは、構造がシンプルで扱いやすく、ボビーワゴンの入門的な存在。
収納量と抜けのバランスがよく、デスク脇で文具やガジェットをまとめるのにちょうどいいサイズ感。動かしながら使う軽快さも感じられます。


一方の4段8トレイは、より細かく分類できる構成。
トレイ数が多い分、収納に明確な役割を持たせることができます。
道具をきっちり整理したい方や、作業ごとに内容を分けたい場合に向いています。
また高さも出るため、収納としての存在感もしっかりございます。


同じデザインでも、段数とトレイ数が変わるだけで、使い方の方向性がはっきり分かれる点が興味深いところです。気軽に使いたいか、しっかり管理したいか。その違いで選び分けるのが自然に思えます。

ボビーワゴンと相性がいいのは、「細かい・頻繁に使う・定位置が決まりにくい」アイテムです。
デスクまわりでは文具やケーブル類、リビングではリモコンや雑誌、キッチンでは調味料やツール類など、小物が集まる場所で活躍してくれます。
4段8トレイは細かく分類した整理収納に、3段3トレイは必要なものを絞った軽快な使い方に向いています。どちらも、使いたいときにすぐ手が届く便利な収納です。

いわゆる“散らばりがちな日用品”ほど収まりが良く、使う・戻すという動作が自然に整っていきます。
3段3トレイも4段8トレイも、収納としてだけでなく、日常の流れそのものを軽くする存在。空間に強く主張することなく、それでいて確かな機能を持ち、暮らしの中に馴染んでいく名作ワゴンです。
店頭に来ていただいた際は、是非2台見比べてみてください:)































美しい北欧の名品
曲線が魅せる美しい曲木
時代を表現したポストモダン
感性を刺激するデザイナーズ
想いを馳せたスペースエイジ
魅力が詰まったレトロポップ
日本の民芸アイテム
やすらぎを感じるクラフト家具
ヴィンテージ家具の商品一覧へ
日本のヴィンテージ
米国のヴィンテージ
北欧のヴィンテージ
西欧のヴィンテージ家具
西欧のアンティーク家具
各国のヴィンテージ家具








商品保管サービスについて