ビンテージ Vintage ベントウッドチェア ダイニングチェア 曲木 ブラウン チェコスロバキア ~可愛くってミステリアス~

UPDATE: STAFF:ふじこ
ビンテージ Vintage ベントウッドチェア ダイニングチェア 曲木 ブラウン チェコスロバキア ~可愛くってミステリアス~

ビンテージ Vintage ベントウッドチェア ダイニングチェア 曲木 ブラウン チェコスロバキア ~可愛くってミステリアス~

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Vintage Bentwood Chairs

ドイツのThonet(トーネット)社、オーストリアのJ&J Kohn(ヤコブ&ヨーゼフ・コーン)社とMundus(ムンドス)社、フランスのBaumann(バウマン)社、チェコスロバキアのFischel(フィッシェル)社、そして日本の秋田木工。 ビンテージ品として現代に残るベントウッドチェアは、上に羅列したメーカーで作られたものがほとんどです。意外にも曲木で有名な家具メーカーがたくさん存在することにびっくり。 でも日常にあることが当たり前だったいわゆる「業務用の椅子」。あまり注目されることのなかったベントウッドチェアに、今回はスポットライトを当てたいと思います。

愛らしい日常の椅子

>>この商品の詳細を確認する ご存知ミヒャエル・トーネットが考案した曲木。蒸気で柔らかくした木材を型枠に入れて製作するチェアは、「安くて質の良い家庭で使える椅子」として作られました。 パーツを分解し組み立てて販売するノックダウン式の生産方法により、大量生産と輸送を実現し瞬く間に世界中に普及していきます。 そんなベントウッドの中の定番デザインといえば、背もたれが大きく湾曲するダブルループタイプ。 軽くて持ち運びしやすいうえに、組み立て式構造により修理が簡単だったことも相乗し、ヨーロッパを中心にカフェやパブなどで多用されました。 でも、今回はひと味違う背もたれをもつベントウッド。Y字のようなパネルバックはあまり見かけないめずらしいデザインです。 そしてさりげなく縁取りにストライプがあしらわれ、すっきりとした抜け感と曲木の緩いカーブが絶妙に溶け込む佇まい。 経年によりやや薄くなっていますが、実は座面にも放射状のラインが描かれています。これもたくさんの人に使われてきた証拠。 また、背もたれにも座面にも脚部フレームにも多くのビスが打ち込まれ、長く修復されながら大切にされてきたことが分かります。 それから、それぞれの椅子の座面裏に刻まれた「MADE IN CZCHOSLOVAKIA」「FOREIGN MAKE」の文字もビンテージならでは。愛着が湧くポイントです。 チェコスロバキアで作られ輸出され、世界のどこかで使われていた椅子が日本へ。長い旅を経て自分の日常にやってくることを思うと、浪漫を感じずにはいられません。 当時、製作したブランドの証として家具につけられていたシール。ほとんどのブランドが直彫りの刻印ではありませんでした。 故にステッカーが現存していないものも多く、ベントウッドチェアは製造ブランドの判別が難しい家具のひとつです。 こちらの椅子もまたシールはありませんが、恐らく冒頭でご紹介した中のブランドのものではないかと推測されます。 正確な情報は生まれ故郷だけ。それでも可愛らしい風貌にも、そんなミステリアスなところにも、とにかく魅了されてしまうのです。

ベントウッドチェア チェコスロバキア A

ベントウッドチェア チェコスロバキア B

ビンテージ Vintage ベントウッドチェア ダイニングチェア 曲木 ブラウン チェコスロバキア ~可愛くってミステリアス~

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