Vintage
古い木味のアイロン台
本日は、経年により味わいを増し、古材の風合いと特有のフォルムが、人目を惹く特別な空間演出をしてくれる『 ビンテージ Vintage フォールディング 木製アイロン台 』のご紹介♪
見慣れた物の新しい使い方
茶の湯の世界では「物を本来のあるべき姿ではなく、別の物として見る事」「対象を他のものになぞらえて表現する事」を" 見立て "と呼び、千利休は独自の感性で新たな茶の湯の道具を生み出す工夫をしていました。
例えば、パン屋さんでパンを並べる為に使うベーカーズラックは靴屋さんでも同じ物を使用していた事もあり、別名「シューラック」とも呼ばれています。古いものが巡り巡るうちにホームユースとして使われ、玄関先の靴箱としては勿論、スニーカーのコレクターの方は、リビングの一角を彩るコレクションラックとしても。
病院や薬局で使う医療用の薬棚を、レストランの厨房やご自宅の飾り棚に使用したり。飛行機の機内食運搬用のミールカートを、細く奥行きが長い隙間収納として。
そんな専門職系家具の応用は勿論、家で使用するアイロン台も、古びてしまってアイロン掛けとしての使用が難しい場合は、飾り棚やコンソールテーブル等、アイデア次第で別の役目を与える事で、元々の個性的な構造が空間に変化を加えてくれます。
こちらはおそらくイギリスの一般家庭で使用されていたもの。手動で折りたたみが出来、ウッドバーを金具に引っ掛ける事で高さの調整が3段階で行えます。
従来のコンソールテーブル等と異なり、構造上のフォルムとして左右非対称になるデザイン。それ故にディスプレイとして活用する場合も自然と空間にリズムが生まれ、天板上に飾る物にも注目が集まります。
ちょっとした書き物や店舗什器としては商品陳列やショップカード等の設置に。折りたたみが出来る機能性により多目的でお使い頂く事が可能です。
見慣れた物への凝り固まった先入観をほぐし、アイデア次第で良質なデザイナーズ家具にも匹敵する古家具の新しい使い方。あなたなら、どのように使いますか?