Vintage
Open Shelf
柔らかく温かな印象を持つ木材と無機質で静かな印象を持つ金属。
普段交わる事の無い二つの素材が経年によって馴染んだ時、唯一無二の表情が生まれるのが家具の面白い所であり魅力だと思っています。
本日は木材と金属が組み合わさったビンテージのシェルフをご紹介させて頂きます。
木・鉄・温もり
今回ご紹介させて頂くのは古材の天板とアイアンレッグを組み合わせた、ビンテージのオープンシェルフ。
こうした適度なヤレ感のあるアイテムは、実際にお部屋に置いてみると実感するものですが、ずっとそこにあったかのような馴染みの早さが嬉しいもの。
新品のスニーカーだとちょっと浮いて見えるのと一緒かもしれません。
「古材」とは、一般的に解体された古民家などの木造建築物から取り出されたまだ使用できる木材のこと。
森林伐採や加工作業による二酸化炭素排出量を削減できること等から、環境負荷の少ないサステイナブルな社会に貢献できるものとして注目されています。
経年により深みが増した木色や木味からは自然の雄大さや温もり、長年使用された木に残る傷や凹凸、パーツ痕からは渋さが感じられます。
古材特有の荒々しい木目や深みが増した木肌、凹凸や擦れ痕を遺した棚板と、錆やくすみが味わいとなったアイアンフレームが組み合わさり、無骨で趣ある雰囲気を醸し出しているこちらのシェルフ。
一般的にマイナスなイメージを持たれてしまうダメージを「味」として考え、それらの傷を敢えて残すことで同じものが二つと無い、唯一無二の表情を生むシェルフへと生まれ変わっています。
上段・下段共にアイアンフレームに棚板を差し替えて、3段階の高さ調節ができるのも嬉しいポイント。収納する物に合わせてお好きな高さで使用できます。
本や観葉植物、お気に入りのコレクションアイテムや衣類の収納は勿論、キッチンラックとして食器などの収納もかっこよく魅せてくれます。
ホーム・ショップユース問わず幅広いシーンで活躍できます。
横幅136cm×奥行62cmと日本の居住空間にも比較的馴染みやすいサイズ感。
工業系デザインながらフローリングや周りの木製家具とも馴染みやすいカラーバランスは、インダストリアルスタイルは勿論、ブルックリンスタイルや和モダンスタイルともよくマッチします。
シックで大人びた風合いを持ち、使う程に深みが増すビンテージのオープンシェルフ。
無骨さがありながらも程良い抜け感を持ち、収納したアイテムの魅力を引きだしてくれる魅力的な一台のご紹介でした。