Vintage Remake Table
もう二度と使われることのないものにもう一度命を吹き込む。
リメイクの本質は見た目の良さだけでなく精神性にあるのではないかと強く思います。
継ぎ足して補強してを繰り返したり、意味を無くした物を他に置き換えたり。
本日ご紹介させて頂くのは新たな意味を与えられることで新しい家具として昇華された逸品です。
新しい形
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ミシン脚にレザー張りの天板。
アンバランスに聞こえるこのふたつが今回ご紹介させて頂くアイテムです。
決して調和しているわけではありませんがだからこそ感じる独特な魅力。
どこか惹かれるという方も少なくないのかもしれません。
打ち込まれたスタッズと編み込みで縁取られた天板。
これらのディティールは丁寧な手仕事を思わせます。
広めの幅と抑えられた奥行。
絶妙なサイズ感もこの天板の魅力です。
ずっしりとした脚はビンテージミシンの脚部。
経年からミシンとして長らく使われてきたことがわかります。
確りとした造りゆえに感じさせる重厚な佇まい。
全く異なる二つを掛け合わせることで生まれるこの雰囲気は他に形容しがたく強い存在感を放ちます。
近頃見かけるようになったリメイク素材としてのミシン脚。
複雑な構造や経年が醸し出す雰囲気の良さから探されている方も多いようです。
そんな格好良さも勿論魅力ですが、仕事を終えた後の姿であるという点に強い魅力を感じずにはいれません。
近頃右と左をただ縫い合わせただけのリメイク風をよく見かけるようになりましたが、それはただの手間に感じてしまいます。
実際に使われた過去があったからこそリメイクは意味を持つはず。
新しい形を与えられた逸品のご紹介でした。