Baccarat My Fire

大切な人への贈り物というと、どのようなものを思い浮かべますか？ 関係性やシチュエーションなどによって様々だとは思いますが、間違いないものの一つとして"バカラ Baccarat"を挙げる方も多いのでは。 ステータスのある大人の嗜み、憧れの逸品、そんなフレーズがよぎるバカラですから、もらって困るということもまず無いですよね。 自分もいい大人になってきたので、そろそろバカラのグラスでも持っておいても良いのかな、と思っていた矢先にこんな出会いが。※似合うかは別です。 グラスでこそありませんが、なかなか入荷しないものですので是非ご紹介させてください。

伝統のブランド×デザイナーの遊び心

>>この商品の詳細を確認する ご存じフランスのクリスタルガラスブランド"バカラ Baccarat"。 ワイングラスやロックグラスといった食器はもちろん、フラワーベースやシャンデリアなど様々な製品をラインナップしています。 やはり有名というか目にすることが多いのはグラスでしょうか。インプションでも多数取扱いしてきたので分かっているつもりですが、入荷するたびにその美しさに見入ってしまいます。 バカラのお家芸とも言える繊細なカットは、極限まで不純物を取り除いたクリアガラスに複雑な陰影を落とします。 さて、今回入荷したのはキャンドルスタンド。その名も『マイファイヤー My Fire』。 キャンドルをセットするカップは深紅に染められ、灯さずとも思わず目を奪われるキャッチーな一品です。 売り物なのでさすがにキャンドルは灯してませんが、炎の揺らめきとバカラの陰影は絶対に相性良いだろうなぁ、と。 う～ん見てみたい…。 ところで、デザイナーの「フィリップ・スタルク Philippe Starck」は家具好きであればご存じかと思いますが、正直スタルクがデザインしたというのは意外でした。 代表作であるカルテルのルイゴーストや、マスターズチェアといった、シュールな世界観の作風というイメージが強かったので、やはりバカラほどの超名門との仕事となると遊び心は控えめなのかな、と一瞬感じてしまったのです。 しかし、このレッドに着色されたカップ部分、何か見えてきませんか？ 1841年に誕生して以来、バカラのマスターピースとして現在も愛され続ける『アルクール Alcool』と同様のカットが施されており、一部のみ着色することで深紅のアルクールグラスが浮かび上がるという、スタルク流の遊び心はしっかり健在でした。 バカラの伝統にも敬意を表したギミックですよね。コラボレーションの醍醐味を感じます。 直径30cm超えと存在感も十分すぎるほど。 キャンドルスタンドにバカラとは超贅沢に感じますが、付属品一式が揃ったグッドコンディションが定価の約半額ですから、一考の余地はあるかと。 贈答品としても申し分のない良好な個体です。粋な贈り物をお探しの方、こんなユニークな一台はいかがでしょうか。