ハーマンミラー Herman Miller × ヴィトラ vitra. Wネーム アームシェルチェア コントラクトベース キャスター 水色 イームズ Eames ミッドセンチュリー ~また生まれる新しい組み合わせ~

UPDATE: STAFF:トリス
ハーマンミラー Herman Miller × ヴィトラ vitra. Wネーム アームシェルチェア コントラクトベース キャスター 水色 イームズ Eames ミッドセンチュリー ~また生まれる新しい組み合わせ~

ハーマンミラー Herman Miller × ヴィトラ vitra. Wネーム アームシェルチェア コントラクトベース キャスター 水色 イームズ Eames ミッドセンチュリー ~また生まれる新しい組み合わせ~

UPDATE: STAFF:トリス

Herman Miller × vitra. Arm Shell Chair of Contract Base with Caster

台風が通り過ぎて一安心と思ったら、思った以上のピーカンにびっくりしています。 過ごしやすいのは何より。穏やかな日が続いてくれたら嬉しいですね。 空は高くまろやかですっきりとした青。本日も良い日でありますように。 お部屋に良いデザインのアイテムを取り入れようと思っても、お部屋のトーンは乱したくないですよね。 ポップなカラーリングももちろん素敵、ですがモノトーンでノーブルなお部屋も捨てがたい。。 そんな矛盾した願いを叶えられる、素敵なイスが入荷致しました! 是非ご紹介させて下さい。

待ち望んだカタチ

>>この商品の詳細を確認する 今回のご紹介は、椅子としては最大級の知名度を誇るイームズのシェルチェア。 世界で初めての大量生産されたプラスティックチェアとなり、その発売は1950年。今からもう70年以上前になるのですね。「シェル」という名前は、背面と座面が一体になっているシートを特徴として指しているものと思われます。 チャールズ・イームズ(1907~1978)が目指していたもののひとつであった背座一体型の椅子。 その誕生までには、イームズが1936年に奨学生として招かれたクランブルック美術アカデミー(当時イームズは29歳前後)に出会ったエリエル・サーリネンとの出会いが深く関わっています。 同じアメリカを代表するデザイナー・建築家であったサーリネン。インテリアに関しても、ノール社からチューリップチェアやテーブルのシリーズなどを発表している巨匠の一人ですが、机を囲んだ2人が1940年のオーガニック住宅家具コンペティションに共作として出品した「オーガニックチェア」では成型合板の技術が巧みに活かされた一体型のシートが見てとれます。 コスト等の関係から量産化は見送られ発売はのち2004年になったオーガニックチェア。そして1948年には国際家具ローコストコンペティションにおいて金属の一体成型シェルによる椅子を発表します。 素晴らしいデザインであったこの椅子は2位を受賞するものの、やはりコストの関係で量産化には至りませんでした。 一体成型のシェルという新しいデザインを叶える素材としてイームズが運命の出会いを果たしたのがプラスティック。 ガラス繊維で強化されたプラスティックは強度やコストといった問題点をクリアする事に成功し、ようやくミッドセンチュリーを代表するこの椅子は世の中産声を上げたのでした。 発売から紆余曲折はあるものの長く愛されたアイテム、バリエーションも豊かです。 ワイヤーロッドを構築的に組み上げたエッフェルベース、ワイヤーにウッドの組み合わせが幅広いテイストにマッチするドゥエルレッグ。 他にもいろいろとあるのですが、今回はより実用的な使用に向いたコントラクトベースです。 アルミダイキャストによる、星を思わせるベース。脚先は丸くボリュームが付けられているのがキュート。 これにグライズが付いている場合もありますが、今回はキャスターが付いているので座りながらの移動もスイスイです。 座面下のスライドバーを引く事で高さは約12センチの調節が可能。 アームチェアはテーブルと高さを合わせるのが難しいのがネックの一つですが、これならば手持ちのアイテムとの組み合わせで悩む心配は無くなります。 今回のシェルはプラスティックの中でもポリプロピレンと呼ばれる素材のもの。 量産開始当時のガラス繊維入りプラスティック(FRP)は再資源化が難しく1989年には一度製造中止されてしまいましたが、スイスに拠点を構えるヴィトラ社が製造再開にあたって環境負荷の少ないシェルとして採用したのがポリプロピレン。 FRPと比べると素材の奥行感は少な目ですが独特の柔らかいしなりがあり、優しい肌当たりを感じられます。 違和感なく付けられた傾斜と、一体成型の曲面によって座り心地は上々。別売りのクッションを使えばより居心地が良くなるカスタマイズも可能です。 名作と名高いシェルチェアですが、実に不思議です。 くすんだジンクベースにシーフォームグリーンのような味わいが魅力的な組み合わせもあれば、ブラックのエッフェルベースにイエローのポップでエネルギッシュな組み合わせもあります。 そして今回のような、オフィスファニチャーに共通するようなモダンシルエットに空の色がそのまま乗り移ったようなペールトーンの組み合わせ。全てが同じシェルのデザインから生まれていると考えると、デザインのポテンシャルの高さにため息をつくしかありません。 また新しい魅力の組み合わせに出会えた気がします。 オフィスユースは勿論、コンクリート打ちっぱなしのモダンな部屋、シャビーシックな退色的なお部屋、自宅の書斎の差し色としても馴染んでくれる不思議なチェア。 同じ組み合わせの入荷は難しいお品となりますので、気になる方はどうぞお早めにご検討下さいませ。

Herman Miller × vitra. Arm Shell Chair A

Herman Miller × vitra. Arm Shell Chair B

ハーマンミラー Herman Miller × ヴィトラ vitra. Wネーム アームシェルチェア コントラクトベース キャスター 水色 イームズ Eames ミッドセンチュリー ~また生まれる新しい組み合わせ~

LOCATION

取扱い店舗

ARTICLE記事の一覧