Herman Miller
La Fonda 2nd FRP Arm Chair Contract Base
かつてニューヨークで人気を博した、ラテンアメリカをテーマにしたレストラン "ラ・フォンダ・デル・ソル(La Fonda Del Sol)" 。
当時アメリカで最も話題となったレストランの一つで、その内装、スタッフが着る制服、更にテーブルウエアや紙ナプキンに至るまで、ミッドセンチュリーの巨匠 "アレキサンダー・ジラード" がデザインを総括して手掛けた事で知られています。
今回は、そんな"ラ・フォンダ・デル・ソル"の為に特別にデザインされた「ラフォンダ アームチェア」のご紹介。
当時製造された大変貴重なオリジナルシートの逸品となっておりますので、是非ご覧になっていってください。
ミッドセンチュリーファン必見、2人の巨匠による"トータルデザイン"に触れる逸品。

1970年から1981年まで営業した "ラ・フォンダ・デル・ソル"。
レストランのオーナー "ジョー・バウム" は、アメリカで初めて テーマレストランを経営した人物で、一流中の一流デザイナーを起用したこのラ・フォンダについても、相当の拘りを持って店舗作りを行っていた事が伺えます。
まさに”トータルデザイン”を任された 巨匠 ジラードでしたが、ラ・フォンダではデザイナーとしての才能を存分に発揮する機会を得たとも言え、その結果ジラート自身にとっても最高傑作となる作品が生み出されることとなったのです。


なんとレストラン内の蛇口までデザインしたというジラートですが、レストランで使われる家具については唯一 "C&Rイームズ" にそのデザインを依頼しています。
こうして見ると "世紀を代表するビッグネーム" が2人揃うことに意識がいってしまいますが、2人はその以前より "The Viking Press New York" の出版等でも運命的なタッグを組んだ作品作りを行っており、非常に息の合ったコンビネーションでも知られています。

さて、そんな沢山の出来事を経て生み出された「ラフォンダ チェア」。
お馴染み "シェルチェア" が持つデザイン観をベースに作られながらも、そのフォルムにはどこかチャーミングでアイコニックな雰囲気が漂います。

アームシェルチェアと比較して、バックシート部分の高さがカットされたシルエット。
これはイームズに同時に依頼していた店内用のテーブルに、チェアの高さもぴったり揃うデザインにしてほしい、そんなジラートの要望があったからなのだそうです。

実際に製造を行ったのは、イームズとは切っても切り離せない存在として知られる、名門"ハーマンミラー Herman Miller"。
ビンテージシェルで高い人気を博している 2nd FRP素材による一体成型となっているのですが、こちらはイームズシェルチェアと比較すると堅牢さが際立つ作りで、時折大理石を削り出したかのような質感にさえ感じられることがあります。


ビンテージシェルのマニアに方にとっても、この2nd FRPの感触は是非体感していただきたいポイント。
ラテンアメリカをテーマとしたレストラン専用のチェアとだけあって、陽気な雰囲気を持つキャラクターでありながら、座ってみるとまるで冒険の最中にいるかのようなワクワク感が宿るチェア。個人的にそんな感想を懐いています。


ベースはコントラクトベースが取り付けられており、回転できる仕様なのでくるくると取り回し良くお使いいただけるかと思います。
イームズが手掛けた彫刻的な造形もよくマッチしており、なかなか魅力的な装いの一脚となっているのではないでしょうか。

大変貴重な一脚となっており、アプホルスター(布張り)ではないタイプはimptionでも初めての入荷となります。
お探しの方は是非、この機会にご検討くださいませ。











美しい北欧の名品
曲線が魅せる美しい曲木
時代を表現したポストモダン
感性を刺激するデザイナーズ
想いを馳せたスペースエイジ
魅力が詰まったレトロポップ
日本の民芸アイテム
やすらぎを感じるクラフト家具
ヴィンテージ家具の商品一覧へ
日本のヴィンテージ
米国のヴィンテージ
北欧のヴィンテージ
西欧のヴィンテージ家具
西欧のアンティーク家具
各国のヴィンテージ家具








商品保管サービスについて