Herman Miller
Platform Bench
名門家具ブランド"ハーマンミラー Herman Miller"社にとって、切っても切り離せない存在として知られる "ジョージ・ネルソン George Nelson"。
"チャールズ&レイ・イームズ" や "アレキサンダー・ジラード"をハーマンミラー社に起用した他ならぬ人物であり、氏は1945年よりハーマンミラー社のデザイン・ディレクターとして「ココナッツチェア」や「マシュマロソファ」、「スワッグレッグ・グループ」等、ミッドセンチュリーを代表する作品を多く手掛けてきました。
本日は、ハーマンミラー社で発売された最初のネルソン作品であり、ミッドセンチュリー期を象徴する作品の一つにも数えられる「プラットフォームベンチ Platform Bench」をご紹介致します。
モダンデザインの象徴と称される 名作ベンチ。
1946年の発表から"ネルソンベンチ"の愛称で親しまれ、70年以上もの年月を経た今も尚多くの人々に愛され続けている「プラットフォームベンチ」。
格子状のグリッドラインを持ちながらも一体感に溢れる名デザインで、その後のベンチのデザインにも大きく影響を与えました。
しかしこのデザイン、実は "オフィスの来客にできるだけ手短に用事を済ませてもらえるように" とデザインされたもので、まさに「長居させない為に細い棒に座らせる」という発想で生み出されたベンチだったのだとか。
実際に来客はどのような反応を示したかと言うと、気軽に座れるデザインに心地良さを感じ、結局は長い時間をその場所で過ごしてしまった。そんな逸話が残っています。
飛ぶ鳥が、つかの間の羽を休める「止まり木」。ネルソンベンチの魅力を一言で言い表すならば、そのような言葉が当てはまるのではないでしょうか。
ショッピング中、少し一休みして またすぐに動き出したい時。
学校や会社で、短時間のミーティングを行いたい時。
帰宅した時に、玄関先で少し荷物を整理したい時。
敢えて格子状の座面で構成されたネルソンベンチには、そんなシーンにぴったりの軽快さがあります。
その独自性の高さから、通常のベンチにはない"多用途に使える一つの空間"といった認識さえも引き出しているようです。
純粋なデザイン家具としても大変バランスの良いフォルムで、ネルソン氏の手腕の高さが伺えます。
光を浴びた際の陰影も美しく、その場の環境と一体となったコントラストを内包する佇まい、空間のアクセントとしても申し分のない存在感です。
「ハーマンミラー Herman Miller プラットフォームベンチ Platform Bench」如何でしたでしょうか。
大きさは幅122cmと2人での使用に適したサイズ感。また全体がブラック一色で統一されたカラーリングは現在では製造がされていない希少な仕様。
名品として評価される分アイコニックな側面もありますが、オールブラックであればさりげなくお部屋に馴染み、しっかりとデザインを楽しめる通なチョイスとしてお楽しみ頂けます。
ホームユースから店舗用インテリアとしても、シーンを問わず愛用される人気のアイテム。是非この機会にご検討くださいませ。