ハーマンミラー Herman Miller プライウッドダイニングチェア ウッドレッグ DCW Molded Plywood Dining Chair エボニー イームズ ミッドセンチュリー ~歴史的な一脚~

UPDATE: STAFF:もん
ハーマンミラー Herman Miller プライウッドダイニングチェア ウッドレッグ DCW Molded Plywood Dining Chair エボニー イームズ ミッドセンチュリー ~歴史的な一脚~

ハーマンミラー Herman Miller プライウッドダイニングチェア ウッドレッグ DCW Molded Plywood Dining Chair エボニー イームズ ミッドセンチュリー ~歴史的な一脚~

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Herman Miller DCW Plywood Dining Chair

20世紀のデザイン業界を牽引し、後のデザイン史に大きな影響を与え続けたイームズ夫妻。 彼らはハーマンミラーのデザイナーとして活躍する中でシェルチェア、アルミナムチェアなど数々の名作を生み出してきました。 今回は、そんなイームズ夫妻がハーマンミラー社との関係を築くきっかけとなったチェアをご紹介させて頂きます。

歴史的な一脚

>>この商品の詳細を確認する 正式名を「プライウッドダイニングチェア | Eames Molded Plywood Dining Chair」。一般的には”Dining Chair Wood(leg)”の頭文字をとって『DCW』。 他にもラウンジチェア、スチールの脚などのバリエーションがあるプライウッドチェアは、違いが分かりやすいようなネーミングになっています。。 チャールズ・イームズが初めてプライウッドのチェアを手掛けたのは1940年にMoMAが主催した「オーガニックデザインコンペ」での事。 エーロ・サーリネンと協働し見事グランプリを獲得しましたが、量産化は出来ず、納得いくクオリティには至りませんでした。 その後もイームズ夫妻がプライウッド技術の可能性を追求していく中で、アメリカ海軍からの依頼により、プライウッドの添え木(レッグスプリント)として戦争技術に活用していくことになります。 (レッグスプリント)は最終的に15万個以上生産され、政府からは人命救助に関する感謝状が贈られたそう。 この経験により、プライウッドへの造詣をより深めた夫妻は(レッグスプリント)の成形技術を椅子にも応用しています。 第二次世界大戦後も夫妻はプライウッドによるチェアの試行錯誤を重ねており、背座一体型のチェアの製作を試みていました。 しかし、一体型の構造では人の体重に耐えられないことに気づき、背もたれと座面が独立した椅子の製作にシフトする事に。 その結果、1946年に強度面、デザイン面ともに優れた現在の『DCW』の形が誕生。 5つのプライウッドパーツを組み合わせる事で、複雑な形を可能としながらも、背座一体型よりも木材の消費を軽減し、より合理的なデザインに。 三次元曲線のうねるようなフォルムがとても美しく、背もたれと座面が独立していることで、余白が生まれスッキリとしています。 後ろ脚は短く座面は傾斜しており、自然と重心が後ろに傾く構造。プライウッド特有のしなりのある背たれが体重を支えてくれます。 パーツの接合部分には適度な弾性のある『ショック マウント』を使用する事で、衝撃を吸収し、より快適な座り心地を実現しています。 アメリカのミッドセンチュリー期を代表するプライウッドチェアは、1999年にタイム誌が選定した20世紀最高のデザインにも選ばれました。 360度どの角度から見て美しい三次元曲線の造形は、椅子としての機能だけでなく、インテリアとしても魅力溢れる一脚。 今回はシックな雰囲気のブラックカラーで、より上品な印象をお部屋に与えてくれるでしょう。

ハーマンミラー Herman Miller プライウッドダイニングチェア ウッドレッグ DCW Molded Plywood Dining Chair エボニー イームズ ミッドセンチュリー ~歴史的な一脚~

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