Herman Miller
Modern Furniture Sales Side Shell Chair
誰もが一度はそのワードを耳にしたことがあるであろう“チャールズ&レイ・イームズ Charles&Ray Eames”。
インテリア好きの方は勿論、詳しくない方でもそのプロダクトを見れば「見たことある!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本日はそんなイームズ夫妻がデザインを手掛けた、名作チェアのビンテージモデルをご紹介させて頂きます。
ビンテージにしかない魅力
今回ご紹介させて頂くのは貴重な日本製のビンテージの“サイドシェルチェア Side Shell Chair”。
イームズ夫妻が1953年にHerman Miller(ハーマンミラー)社から発表したサイドシェルチェア、軍事技術を応用して生まれた世界初の背座一体型チェアとして、今なお世界中のファンに愛され続けている歴史的名作です。
イームズ夫妻が手掛けたプロダクト、と言えば真っ先にこのサイドシェルチェアが思い浮かぶ人もそう少なくはないと思います。
実はその昔、日本でもシェルチェアが作られていたということをご存知でしょうか。
日本ハーマンミラー家具販売株式会社として、1964年に設立された“Modern Furniture Sales(モダンファニチャーセールス)”社。、
当時アメリカで製造販売を行っていたハーマンミラー社からライセンスを取得し、イームズのプロダクトを取り扱うこととなります。
こちらはHermanMiller Japan(ハーマンミラージャパン)の前身となる1964-1988年代頃ライセンスのもとに製造した日本製のFRP素材のシェルチェア。
最も親しみやすく誰もがご存知のシルエットのサイドシェル×エッフェルベースの組み合わせに、シェルにはナウガレザーを張り合わせたアプホルスター仕様の一脚。
シェルの裏にはハーマンミラー社のマークとModern Furniture Salesの刻印が刻まれており、昭和62年1月22日製(1987年)という事を表す「62.1.22」とスタンプが押されています。
FRP製のシェルに含まれるグラスファイバーの量は製造年代が古いほど多く、こちらのチェアもたっぷり含まれています。
ホワイト系のシェル、エッジを覆うモールはブラック、そしてナウカレザーシートはグレーとモダンで高級感を感じさせてくれるカラーリング。
日本市場向けの座高設定などもあり、使いやすいデザインとしっとり包み込むような座り心地は快適の一言です。
デザインの魅力が詰まったイームズ夫妻によるマスターピース。
一時期は再販売されていたFRP製のシェルチェアも現在はハーマンミラーからの販売が無く、必然的に希少価値の高まる事が予想されるビンテージのシェルチェア。
是非この機会に貴重な日本製のヴィンテージシェルチェアをこの機会にいかがでしょうか。