Herman Miller
SideShell Chair
誰もが一度はそのワードを耳にしたことがあるであろう“ハーマンミラー Herman Miller”と“チャールズ&レイ・イームズ Charles & Ray Eames”。
インテリア好きの方は勿論、そうでない方でもそのプロダクトを見れば「見たことある!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本日はそんなチャールズ&レイ・イームズ夫妻がデザインを手掛けた、名作チェアのビンテージモデルをご紹介させて頂きます。
ビンテージにしかない魅力

今回ご紹介させて頂くのは名作“サイドシェルチェア Side Shell Chair”の2rdビンテージモデル。
ハーマンミラーとチャールズ&レイ・イームズが手掛けたプロダクト、と言えば真っ先にこのサイドシェルチェアが思い浮かぶ人もそう少なくはないと思います。


1950年より販売されたイームズのシェルチェアには年代別の特徴があり、それぞれの特徴から大きく分けて「1st・2nd・3rd」と3つに分けられています。
今回入荷したのは、1955~1970年代にかけて生産されていた「2ndビンテージ」と呼ばれるモデル。
豊富なカラーリングや脚部の仕様が存在し、ビンテージとしては比較的手が出しやすい価格帯で人気の高い時期となっています。
また、細かな年代は座面裏のシールやエンボスから特定することができます。
今回は「HERMAN MILLER」の社名とロゴの「Mマーク」のエンボス、そして製造を行った“summit”社のSスタンプが入っていることから、1958-1965年に製造されたモデルであることが分かります。


年代によってシェルに含まれるガラスファイバーの量やマウントにも違いが見えてくるのも特徴的。
1stは当時高価だったプラスチックの使用をおさえるため、薄いシェルにグラスファイバーを多く使用。
2ndは1st同様に多くのファイバーが使われており、ベースを固定するマウントポジションがナローマウントポジション、ワイドマウントポジションと2種類、計8カ所のマウント接着位置がある特徴を持ちます。
3rdはマウントポジションがナローマウントポジションに統一され、グラスファイバーの量は1st・2ndに比べ大幅に削られており、経年で擦れた後の表情も他年代に比べて上品さが残ります。


ガラス繊維で強化したプラスチック「FRP」製シェルを使用しており、縦横無尽に走るキラキラとした繊維は模様のように表れ、ヴィンテージシェルならではの質感に。
豊富なファイバー量と高い耐久性をを持ち合わせており、一番ファイバー含有量が多いと言われる1st期と比較しても見劣りしない表情を持っています。
個人的に柔らかなカラーのシェルの場合にグラスファイバーが見えにくいな~と思うこともあるのですが、見る角度や陽に当たるとキラキラとファイバーが輝き、優しく清潔感のあるパーチメントカラーと相まって静かにその存在感を放っています。


シェルチェアと言えば多彩な脚部バリエーションも魅力。
エッフェルベースやロッカーベース、キャッツクレイドルといった定番レッグのほか、ワークシーンに最適なキャスターベースというのも存在します。
オフィスやご自宅のワークスペースなどでフレキシブルにお使いいただけるキャスターベース。
もちろんダイニングでの使用もOK。 鈍い輝きを放つアルミのベースが良い味を出しています。

一時期は再販売されていたFRP製のシェルチェアも現在はハーマンミラーからの販売が無く、必然的に希少価値の高まる事が予想されるビンテージのシェルチェア。
無数にある組み合わせの中から「お気に入り」に出会うのはなかなか至難の業。
是非この機会に希少なビンテージサイドシェルチェアを迎え入れてみてはいかがでしょうか?











美しい北欧の名品
曲線が魅せる美しい曲木
時代を表現したポストモダン
感性を刺激するデザイナーズ
想いを馳せたスペースエイジ
魅力が詰まったレトロポップ
日本の民芸アイテム
やすらぎを感じるクラフト家具
ヴィンテージ家具の商品一覧へ
日本のヴィンテージ
米国のヴィンテージ
北欧のヴィンテージ
西欧のヴィンテージ家具
西欧のアンティーク家具
各国のヴィンテージ家具








商品保管サービスについて