Herman Miller
side shell chair”2nd FRP”
今年の3月からimptionに勤め始めて、いろんな家具に触れる機会が増えました。その中でも、ハーマンミラーのシェルチェアは形も色もたくさんあって、毎回その魅力に気づかされています。そんな種類が豊富なハーマンミラーでも、今回ご紹介するグレー系やモノトーン系のチェアは、抜群に魅力的でかっこいいな~と思います。
このシェルチェアを主役にして、他の家具もモノトーンで揃えたら最高だな、なんて思いながら今ブログを書いています。そんな仕事への集中力を少しばかり奪ってしまう、少し仕様が特殊なビンテージシェルチェアのご紹介です。
シンプルな美しさと快適な座り心地を両立させた名作



今回ご紹介するのは、「2nd期」と呼ばれるもので、1955年から1970年頃に製造されたビンテージのサイドシェルチェア。こちらは、現代にシェルチェアの製造を受け継ぐ人気ブランド、モダニカが取り扱っていたユニークな一脚です。
その証として座面裏にシールが貼られており、その歴史と価値が証明されています。新しい物だとしても今から55年前なんて痺れますよね。


まず目を引くのは、落ち着いたカラーの「エレファントハイドグレー」。シックでありながらも温かみを感じさせるこのカラーは、どんなインテリアにも自然に溶け込みます。この「エレファントハイドグレー」は1950年当初に製造が開始された頃から使用されているイームズシェルチェアのカラーの一つで、当時から非常に人気の高いカラーリングです。
また、ビンテージのシェルチェア特有のファイバーがたっぷりと使用されており、その質感がより一層魅力的です。独特のつるっとした肌触りも、座るたびに心地よさを感じさせます。



シェルチェアはそのシンプルさが魅力の一つですが、特にこのモデルでは、木部のパーツが一層温かみを感じさせます。ベース部分は「ドゥエルレッグベース仕様」となっており、ミッドセンチュリー期ならではのデザインの特徴がよく表れています。
スチールフレームと木部のパーツの組み合わせは、冷たい印象になりがちな金属の素材感を和らげ、温かい雰囲気を作り出します。


シェルチェアはその座り心地の良さでも定評があります。独特のシェル形状は、自然に深く腰を掛けられる形状になっており、長時間座っても疲れにくいという特徴があります。誕生してから現在に至るまで、色褪せることなく愛され続けている理由は、この椅子が単に美しいだけでなく、機能的にも優れているからこそです。

ミッドセンチュリー期を代表する巨匠チャールズ&レイ・イームズがデザインを手掛けたシェルチェアは、もはや説明不要の時代を超えて愛される名作です。デザインの歴史を感じることができるアートピースであり、実用性と美しさが見事に調和した逸品です。

シンプルながらも洗練されたデザインは、モダンなオフィスのデスクチェアとしても、北欧家具やインダストリアルな要素がある部屋でも、そのミッドセンチュリーらしいデザインが美しく調和します。最初に述べたように、モノトーンで統一して、様々なアイテムとも掛け合わせることが出来る魅力的な一脚です。











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