Herman Miller
Side Shell Chair
ミッドセンチュリー期を代表するデザイナー「チャールズ&レイ・イームズ」による往年の名作プロダクト「サイドシェルチェア」。
シェル、レッグの形状や材質、製造元など年代によって様々なバリエーションが存在するシェルチェアは家具としての人気はもちろんのことながら蒐集品としてコレクションされることもしばしば。
年代などの違いによって多彩なバリエーションがあり、その一つ一つにそれぞれの表情があることで、よりシェルチェアの世界を奥深いものにしています。
名作チェアの変わり種
こちらはFRPのシェルにPVCレザーを張ったモデルの一脚。
ホワイトで統一感のあるシェルにシャープでメタリックなベースが組み合わせられ、シックでスタイリッシュなスタイルに仕上げられています。
また、裏面には"DESIGNED BY CHARLES EAMES"のエンボスが施されていることから1990年代に作られた3rdビンテージであることも分かります。
ビニールレザーが定着してない時代にこの素材を採用したチェアは衝撃的でした。
アメリカンビューティーがキャッチーで上品な印象でシェルチェア特有のフォルムを引き立てます。
今回入荷したのはアウトラインまでホワイトで統一されたモデル。
表面は長く大切に使われてきたことで磨き上げられ、光沢のあるシックな質感へと美しい経年変化を遂げています。
しっかりとウレタンクッションをシェルとの間に納めることで、身体にフィットする背座の造形はそのままにほど良いクッション性をプラスしています。
レッグは細いスポークが交差するシェルチェアならではのエッフェルベース。
ビンテージの個体では社外品と交換されている事も珍しくありませんが、こちらは新品当時そのままのオリジナル品。
やや低めのロータイプで座りやすく、シェルとベースを繋ぐショックマウントはクリスタルカラーになっているなどあまり見かけない仕様もポイントです。
ビンテージでしか味わうことのできない質感が美しい逸品。
スタイリッシュな上品さを持ったデザインはホームだけでなく、オフィスにもしっかりとマッチすること間違いなし。
日本人の体格にも合ったロータイプのベースやクッションを備え、初めてシェルチェアをインテリアに取り入れる方にも自信を持ってオススメできる一脚となっています。