Herman Miller
Eames Contract-Base Table
この形、このベース。脚底のデザインを見ても間違いはないと思うんだけれど、いかんせんこんな色見たことがない。
天板は白でも黒でもなく、ウッドでもない。あぁでもこんなグレー単色のベースはインプションで過去に取り扱ったことがあったような。
なんて、正直ちょっと戸惑ってしまいました。
スタンダードは続く
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もちろんこれは正真正銘、紛うことなく「コントラクトテーブル | Eames Contract-Base Table」。
天板の裏側にはHerman Miller(ハーマンミラー)のシールもついています。made in USAの文字もしっかり見えます。
現行では天板は丸と正方形、ホワイトとブラックの2カラー。そして、ラウンドタイプのサイズ展開はΦ90.5とΦ106.5cm。
エッジ(天板の縁取り)はブラックのみで、支柱がスチール焼き付け黒塗装、ベースはアルミニウムバフ仕上げとなっています。
でも今回はマーブル(石)のような模様が施された天板に、エッジはグレー。現行よりも側面が丸みをもちやや膨らんでいるように見えます。
さらにサイズはΦ76cmと小さく、前述の通り支柱もベースもグレーで統一。塗装により少し艶を帯びたつるつるとした質感です。
もともと様々な場所で活用できるテーブルシステムとして作られたコントラクトテーブル。これまでにも多くのモデルが生まれては消え、そしてまた新たなモデルが誕生する、という流れを繰り返してきました。
つまり、これは廃番モデル。しかも調べても調べても同じ仕様のものは見つからないので、けっこうレアタイプ?もしくは、本国だけで展開されていたデザインなのかもしれません。
グレーが基調となるだけで、渋みを増したように感じられる風貌。加えてより落ち着いた雰囲気を増幅させる天板模様。
写真ではモノトーンでコーディネートしてみましたが、合わせる色を引き立てるカラーだからこそ、ポップな色味のチェアを組み合わせるのもおすすめです。
使う人が使う場所によって大きさも高さもカラーリングも自由に選ぶことができる円卓。
イームズが作り出したテーブルは、1958年の誕生から半世紀以上たった今でもオフィスや自宅などさまざまなシーンで活躍し続けています。
このフレキシブルさは合わせる椅子にも利いていて、どんなデザインのチェアも似合うのだから不思議です。
今も昔もそしてこの先も、ずっと選ばれ続けていくであろうスタンダード。少しだけ希少なモデルを手にできるチャンスです。