Herman Miller
Eames Desk Unit
本日は、USMハラー等のモダンデザインに見られる限られた部材を組み合わせて構成する「モジュール方式」を業界で一般的に浸透するはるか昔から使用し、工業生産技術を自身の設計に取り入れた事で、以降のデザイン業界に大きな影響を与えたミッドセンチュリーの巨匠チャールズ&レイ・イームズによる傑作" ハーマンミラー / Herman Miller "『 イームズ デスクユニット / Desk Unit 』のご紹介♪
巨匠イームズ夫妻によるモジュール設計の歴史的原点
『 イームズ デスクユニット 』はアメリカ・ミシガン州のデトロイト美術館で1949年に発表。「実用的なアート」と称され、従来のデザイン家具のワンランク上をいく圧倒的な造形センスは、国内外で高い評価を受けています。本格的な製造が開始された1950年以降、組み合わせて楽しめる遊び心に溢れた家具として、一般家庭やオフィスでも活躍しています。
同シリーズには収納に特化した『 ストレージユニット / Storage unit 』も存在しますが、各パーツのカラーバリエーションも様々。建築の骨組み等で使用される無機質な部材に美を見出し、それまで着目される事の少なかった工業生産の美しさをグラフィック且つ機能的にデザインし、インテリアに独特の個性をプラスしたシリーズ。イームズ夫妻は工業生産に美を見出すと共に日本文化からも影響を受けていると言われています。
またイームズの他にも、日本の伝統からインスパイアされた収納家具としては、シャルロット・ぺリアンが京都の桂離宮の「ちがい棚」に衝撃を受け、規格化された伝統的日本建築の美しさを自身のデザインのヒントとした『 ニュアージュ / NUAGE ブックシェルフ 』も有名です。
本品で使用されている白と黒のハードボードパネルは、他にも色鮮やかな赤や青等のパネルも存在し、幾何学的な抽象絵画の第一人者、モンドリアンの画風を彷彿とさせる組み合わせもございます。またフレームには亜鉛メッキで仕上げられた無機質な金属フレームを使用し、リズムのある色彩表現を完成させています。またナチュラルカラーの天板が、お部屋のフローリングや木製家具と調和し、全体のカラーバランスが保てる様、色彩と素材の対比が計算されています。
イームズ夫妻が同シリーズで発表したデスクユニットとストレージユニットには、どちらもクロスサポートが採用されワイヤーチェアやワイヤーベーステーブルといった他の作品にも使われている為、同デザイナーが重視した「工業生産の美しさ」を印象付ける統一感を演出しています。製造開始から60年以上経った現在でも、決して色褪せない「モダンな美」はどことなくレトロな印象も醸し出し、懐かしさを感じさせる落ち着いた美的空間を創造します。
幅152cmの広々としたサイズ感は、本格的なデスクワークにも最適。奥行きも71cmとたっぷり余裕があり、デスクトップパソコン等のモニターを設置しても、周りに書類を広げられる空間のゆとりを残しています。また抽斗のボードパネルは両面に着色されている為、バックスタイルも美しく、壁付け設置は勿論、お部屋の中央に設置した場合も違和感なく空間に溶け込みます。クロスサポートの建築的な要素が、お部屋の入室時に人の目に留まるアクセントとして効いています。
イームズ不朽の名作サイドシェルチェア、アームシェルチェアは勿論、アルミナムグループマネジメントチェア、エグゼクティブタイムライフチェア等のイームズデザインのデスクチェア、ハーマンミラー社のアーロンチェアやセイルチェア等のオフィスチェアの王道と組み合わせて。背板の無いオープンな造りなので、背面側からも椅子のシルエットが美しく際立ち、バランスの良いデスク&チェアセットを完成出来ます。
「モジュール方式」や「ハイテク」といった業界用語が定着するはるか以前よりデザインを先取りした巨匠 C&Rイームズ。ホームファニチャーデザインの世界を大きく広げ歴史的価値を持つユニット家具。当店でも入荷頻度の少ないデザイナーズアイテムとなります。
また今回の個体は、赤や青等の有彩色を無くし、モノトーンとナチュラルで組み合わせたシックな構成なので、周りの木製家具やフローリングともよくマッチし、ミッドセンチュリーデザインは勿論、無骨な工業系デザインとの組み合わせも可能です。
大型のデスクながら脚部はアジャスター仕様になっておりますので、凹凸のある床面でもぐらつきを解消し快適にお使い頂けます。即完売が予想されますので、是非この機会お見逃しなく!ご注文はお早めに♪