Herman Miller Eames Walnut Stools 411

デザイナーズインテリアを見ていつも感動するのは、カオティックな空間にもミニマルな空間にも馴染み過ぎず浮き過ぎない個の強さ。 imptionの店内にはメーカーの分からないビンテージ家具から新品未使用品の国内人気ブランド家具まで数多く並びますが、やっぱりデザイナーズ家具の持つ輪郭線や素材遣いの美しさがぽんと入るとバランス良く空間が引き締まる気がします。 本日ご紹介するのも、そんな芯の強さを持つデザイナーズアイテムです。是非お付き合い下さいませ！

芯の強いイームズデザイン

>>この商品の詳細を確認する 今回入荷したのは、ハーマンミラー社よりイームズウォールナットスツール。その名の通り、デザインを手掛けたのはチャールズ&レイ・イームズです。 1959年、イームズオフィスはアメリカのニュース雑誌「タイム」の発行元であるタイムライフ社が建てたタイムライフビルのロビー内装デザインを依頼されました。 チャールズはロビーのデザインに加えイームズエグゼクティブチェア、通称タイムライフチェアも手掛け、そのチェアを補完するためのプロダクトを依頼されレイがデザインしたのがウォールナットスツールです。 ウォールナットスツールには3種類あり、今回は中間部分が大きくくびれた411タイプ。穏やかな艶を携え美しいカーブを描くフォルムはチェスの駒のようにも見えますし、どことなく日本の民芸品のようにも見えます。 世界三大銘木の1つであるウォールナットが使われているだけでも贅沢ですが、このシンメトリーかつ無駄な装飾が1つもない造形と、よく見ると分かる寄木細工のような杢目の切り替わりはまるで芸術品のような美しさ。 抽象画家であるハンス・ホフマンに師事し、絵画や彫刻への造詣が深かったレイならではの素材に対する感覚の鋭さが見て取れます。 座面は高さ約38.5cmと一般的なダイニングチェアよりも少し低めですが、ソフトなアウトラインと窪みがフィットしどなたでも座りやすいスツールに仕上がっています。 キッチンや洗面所、玄関など生活感が出やすいスポットにこそこのウォールナットスツールを置けば腰掛けるのに便利な上空間のアクセントともなり一石二鳥です。 またコンパクトなので、初めてのデザイナーズアイテムとしてお部屋に取り入れるのにも丁度いいサイズかも知れません。 そして現在なんと学芸大学店には同じくイームズデザインのビンテージアームシェルチェアもございます！ 用途や好みによって様々なタイプから選べるアームシェルチェアですが、ウォールナットスツールに合わせるのは是非ともファイバー含有量の多いビンテージ品をおすすめしたいです。 無垢材とファイバーグラスは素材としてはかけ離れていますが、現行のポリプロピレンシェルなどには無い経年により増した色味の深さと陰影はこのスツールにぴったり。 更にスツールをサイドテーブルとして使えば、リラックスタイムを彩るインテリアとしても活躍してくれると思います。 本日ご紹介したのは、ハーマンミラーよりチャールズ＆レイ・イームズデザインのウォールナットスツールでした！ 無垢材の作る表情、イームズデザインならではのユニークさ、スツールとしてもサイドテーブルとしても使える便利さなど小ぶりなサイズながらも隙の無いデザイナーズアイテムです。 ご自宅のイームズコレクションの一員として是非いかがでしょうか？