Herman Miller
Aeron chair remastered
世界中のオフィスを始め、クリエイターの現場において今や絶対的な存在感を示しているのが、名門"ハーマンミラー Herman Miller" の傑作「アーロンチェア」です。
ワークチェアにおいて最も基本的かつ核心的な機能を持ち、人間工学を元に生み出された揺るぎない機能美。
本日はその最新仕様となった一脚”リマスタード ライト”をご紹介致します。
世界的名作の最新仕様!
2016年に満を持して登場した「アーロンチェア リマスタード」。
レコードやCDの名盤、名作映画においても"リマスタード"は存在しますが、このアーロンチェアにおいても1994年の登場から長らく時を経てきたので、その機能がアップデートされても不思議ではないかと思います。
まず全体のルックスでは、リクライニング等の操作レバーが指定の場所に集約された事で纏まりのある印象に。
座面の昇降は本体フレームに設けられたレバーで行えるようになっています。
これまでプロフェッショナルな空気感の強いアーロンチェアでしたが、リマスタードはより易しい空気感を持つ一脚と言えそうです。
そして特に大きく進化したのがこちらのシート部分。
熱や蒸気がこもらない空気のような座り心地、アーロンチェアの名の由来となった特殊素材 "ペリクル" によるメッシュシートですが、リマスタードではこれまでの張地とは編み込まれ方が大きく更新され、呼び名も"8Zペリクル"と新しくなりました。
具体的には、座面全体が"8つのエリア"に分けられ、骨盤をしっかり沈み込ませたい部位は柔らかく、しっかりと支えていたい部分は強く張るといった段階的な采配がなされており、緻密な設計により使い手が最も快適に座れる状態を作り出しています。
これに伴い、リマスタードでは従来座面の縁を支えていた"バナナクッション"も廃止となっています。
人として最適な姿勢を促す "ポスチャーフィット" 機構にもアップデートが施され、"ポスチャーフィットSL"に。
従来のポスチャーフィットは主に"仙骨"をサポートするものでしたが、リマスタードでは"腰椎"まで支えられるよう、その形状も縦型のものへと変更されています。
現代人に必要な機能がよりピンポイントに与えられた的確な機能美は、フレキシブルな時代に生きる現代の人々に、確りと寄り添ってくれるでしょう。
今回入荷した一脚は、よりお求めやすいバリュー仕様のモデル"リマスタード ライト"。
前傾チルト機能やポスチャーフィットSL、アーム部の昇降等一部の調節機構を省いたものとなっていますが、これだけでも世界的名作「アーロンチェア」の魅力と実用性の高さを十分に体感していただけるはずです。
調節できない部分も、言い方を変えれば "ハーマンミラーによるお任せ仕様" 。
是非その絶妙な使い心地をお楽しみいただければと思います。
如何でしたでしょうか。
全体としてそのフォルムや基本的な構造に大きな変化はなく、こうして改めて見てもアーロンチェアがいかに完成されたデザインを持つチェアであるかがお分かりいただけるかと思います。
2016年以前のアーロンチェアの仕様が「クラシックモデル」として現在も生産され続けている点からしても、やはりアーロンチェアは確信を持ったデザインを徹底的に行う事で生み出された、色褪せない銘品であるという事を実感させられますね。
新たなスタンダードとして選択肢に加わった「アーロンチェア リマスタード ライト」。
是非、創作のお供としてご検討頂ければと思います。