Herman Miller
Arm Shell Chair Cat’s Cradle
イームズのシェルチェア。
ミッドセンチュリーを代表する名プロダクトは、輝きを失う事無く今日まで業界を席巻。
夫妻を追った書籍や映画も作られ、プロダクト・デザイナー共に多くのファンに愛され続けております。
今回はシェルチェアの中でもよりリラックス出来る1脚をご紹介。
デザイン性の高さは言うまでもなく、纏まったサイズからは想像できないほどの存在感を放つプロダクトです。
あやとりチェア。
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キャッツクレイドル。
日本語で言うと、あやとり。
複雑に絡み合ったベース部分は、あやとりのようなデザインから”キャッツクレイドルベース” と名付けられました。
まさにミッドセンチュリーを象徴する自由なフォルム。
デザインはより良い世界をつくるためにあると考え、機能性や合理性を備えたデザインを追求したイームズ夫妻。
見た目の特異さを売りにしたわけではありません。
安楽性や娯楽性を高めるために開発されたのが、このキャッツクレイドルベース。
低めに設計されたのは、リビングシーンで寛ぐ事を目的にしたかったから。
やや後傾気味のシェルに寄りかかり脚を伸ばすと、ラウンジチェアの様な娯楽性。
それでいて空間を圧迫しないまとまったフォルム・サイズ。
「デザインとは常に探検、進化、洞察を続ける、喜びにあふれた終わりなき旅である」
娯楽性・実用性・デザイン性の共存に成功したのは、飽くなき探究心があったからこそと言えます。
こちらは現在販売されている、いわゆる現行品。
シェルにはグラスファイバーの散りばめられたFRP素材が。
1989年にFRP素材が再資源化の問題から使用中止になりましたが、2014年に再度復活。
リサイクル可能になり、ビンテージのような特有のグラスファイバーも再現されました。
アームシェルなので、肘をかけてよりリラックスタイムを。
ホワイトカラーにブラックベースなので、インテリアスタイルを選ばず溶け込むことでしょう。
用途により形を変えるシェルチェア。
いつ、どこで、だれが、何を、何のために、どのように。
シェルとベースの組み合わせで使い手の希望を叶えてくれます。
キャッツクレイドルは”くつろぎ” を与えてくれるもの。
日々全力で駆け抜け、疲れ切ったあなたにお勧めしたい逸品です。