HOWARD MILLER
Hall Clock
悠久の歴史を誇るホールクロック。
その存在感はヨーロッパで誕生した瞬間から今に至るまで、時を刻み続けています。
規則正しく揺れる振り子、精密に組み上げられた複雑なメカニズム。
時計としての機能性はもちろん、その厳選された天然素材と優美な装飾が、時代を超えて人々を魅了してきました。
今回ご紹介するのは、まさにこの伝統美が色濃く息づく逸品です。
時の重みと優雅さが宿る、格調高き佇まい
ハワード・ミラー社は、あのハーマン・ミラーの息子であるハワード・ミラーによって1926年に創設されたアメリカの老舗時計メーカー。
1940年代には、ハーマン・ミラーのデザイン・ディレクターを務めたジョージ・ネルソンの壁時計を製造し、その高品質なデザインで定評を得ました。
現在も、数少ない大型の床置き時計を手掛け続け、重厚かつ独特の存在感を放っています。
ホールクロック、またの名を「グランドファザークロック」。
その名前は、アメリカ発の童謡『大きな古時計』に由来します。
2メートル近いその堂々たる姿は、誰の目にも深く刻まれることでしょう。
ドイツ製のホールクロックは、特に品質の高さで知られ、世界中で高い評価を受けています。
今回ご紹介する時計を手掛けたハワード・ミラー社も、ドイツの名門時計メーカー、キニンガー社を傘下に迎えており、その製品には両国の職人技が息づいています。
エンボス加工が施されたシェルオーバーレイと優雅なアーチのボンネット。
文字盤にはゴールドのセンターとシルバーのチャプターリングが織りなす上品なコントラストが映えます。
装飾が施された振り子は、まさに芸術品の佇まい。
内部のライトと鏡面仕上げの背景が、その存在を一層引き立てます。
さらに、クォーツ式かつ音量調整機能や夜間のチャイム自動オフ機能も搭載され、現代の生活に寄り添った実用性も備えています。
ホールクロックは、どんな空間にも調和し、時を重ねるごとに味わいを増していく人生の伴侶。
時の流れをゆったりと見つめ、耳で感じたいなら、スマートフォンやタブレットよりも、ホールクロックが放つ心地良いリズムと音色が、日常にひとときの静寂をもたらしてくれることでしょう。