habita
Chair 675
第二次世界大戦後のイギリス。
当時当たり前だった重厚な家具デザインから脱却し、ミニマルで軽やかな椅子を完成させたデザイナーがいました。
楽観的で前向きなデザインは戦後の雰囲気を明るく照らし人々を勇気づけたのかもしれません。
本日は、そんな彼が「英国のイームズ」と呼ばれるきっかけともなった名チェア『chair 675』を紹介させて頂きます。
新しさと優しさの共存
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デザインはミッドセンチュリーを代表するデザイナーの一人「ロビン・デイ」によるもの。
戦後の重たい空気に反し、彼のデザインは軽やかながら家具として実用的なものばかり。
当時の家具には無い強度がありながらもすっきりとしたルックスは人々の目に新しく映りました。
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当時多く作られた伝統的な家具とは打って変わり、対照的なチェアを構想したロビン・デイ。
そのイメージを形にすることは簡単ではありませんでした。
当時開発されたばかりの技術をより高度に駆使しなければならなかった為です。
675チェアは多くの困難があったからこそ生まれたチェアだったのです。
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一番に目を惹くのが、立体的にデザインされたプライウッドの背もたれとアーム部分。
それらが一体化している点。
当時の新技術である、一体成型合板を用いたチェアは数多くデザインされていましたが、アーム部分まで一体となったものはありませんでした。
675チェアはその先駆者として多くの家具デザイナーに衝撃を与えたのです。
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ただ成型合板を曲げるわけではなく、あくまで直線を意識しながら美しくカーブを描く675チェア。
背もたれからアームにかけて描かれる美しいラインはまさに芸術品。
且つ実現された高い座り心地は素晴らしく、木とは思えない柔らかさがあります。
ここにロビン・デイのデザイン哲学が詰まっています。
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1950年代の規範的な家具デザインに反抗し、実用的な家具をデザインしたロビン・デイ。
「単に新しくて良くないものを生み出すことは悪である」と遺した彼のデザインは半世紀たった今でも愛され続けているものばかりです。
環境に配慮しながら新しいデザインをする。
誰もが手に出来る良質なものをデザインする。
新鮮ながらも人々に寄り添うデザインこそが彼のデザインでした。
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見る角度により表情を変える675チェア。
存在感がありながらもどこか感じさせる上品さこそがこのチェアの本質とも言えます。
お探しだった方はこの機会をお見逃しなく。
自由が丘店にて展示しておりますので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さいませ。