HAIMI
ATELJEE 2 SEATER SOFA
現代という時代を近代が終わった「後」の時代として、近代を超えようとする芸術運動「postmodern(ポストモダン)」の波が全世界を席巻したのが、1980年代のこと。
そんな現代思想ブームが起こるよりも前のデザインでありながら、ポストモダンを感じることのできるソファ。
少し大げさかもしれませんが、“ 時代を超える ”ソファを見つけました。
それは、“ 唯一 ”への第一歩
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くるりと巻き付いたアーム、白くペイントされたバーチ材のフレーム。その印象は、「ポストモダン」。
こちらは、1960年代に北欧の巨匠とも謳われるYrjo kukkapuro(イリヤ / ウリヨ・クッカプーロ)がデザインした「ATELJEE | アテリエ」です。
そして、何より目をひくのがサーモンピンクのファブリック。
ちょうどパイル(タオル)地のような質感で、ふかふかというよりはさらさらといった肌さわりです。
店内では黄色い光に照らされて、やや黄味が強くなっていますが、実際の色味は↑こんな感じです。
クッションは反発力があり、沈み込み過ぎず快適な座り心地を実現しています。
さらに、背もたれ部分にご注目。ヘッドレストは着脱が可能です。
ハイ&ローバックをお部屋に合わせて、使いやすさに合わせて、使い分けが出来る秀逸な機能性を持ち合わせています。
もともと、機能主義や合理主義を否定する考え方であるポストモダンに対し、こちらは60年代の作品。
見た目はポストモダンでも、深掘りすると実は近代主義の一面も垣間見られるのです。
というのも、クッカプーロは機能主義で知られるIlmari Tapiovaara(イルマリ・タピオヴァラ)に師事していました。
有名な「Saturnus | サターナス」や「Karuselli | カルセリ」のように斬新なデザインでありつつも、人間工学と素材の特性を活かすことは忘れていないようです。
フィンランドでポストモダンに参加した唯一のデザイナーによる、近未来のソファATELJEE(アテリエ)。
創造的な名をもつデザインが多い中、直訳すると「アトリエ」の意味となるこのソファは、同氏のポストモダンへの足掛かりとなる作品だったのかもしれません。
それだけに、他のアイテムと比べてもなかなか入荷の少ない逸品。そして、それは北欧から未来を感じられる数少ないデザインでもあるのです。
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マルティネリルーチェ Martinelli Luce "Serpente"