Knoll
Vintage Kevi Chair
70年代はじめに生産されたと思われる、ヨルゲン・ラスムッセンのKEVIチェア。今回入荷したこちらはデンマークで作られたノール社の製品となります。KEVIチェアはフリッツハンセン社のみの販売と思っておりましたが、デザイン当初はノールから販売されていた様です。見てみるとやはり、デザインや仕様の違いが良くわかるビンテージ品でした。
KNOLLらしさのあるキャスターベースデザイン。
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まず目につくのは有機的なデザインのキャスターベース。現在のKEVIチェアですと直線的なデザインのキャスターベースですが、こちらは丸みがあり、太い幹のようなどっしりとしたベースとなります。
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KEVIチェアの最大の特徴であるバックレストの昇降及び角度調整やシートの昇降は、各ダイヤル式ハンドルで操作が可能ですので、ユーザーやシチュエーションにあった調整が可能です。
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シートとバックレストは、クッション付きのフェイクレザー仕様です。現在はプライウッドの背座が主流で、極稀にビンテージでファブリックのケヴィチェアがございます。その点においても非常に珍しい仕様です。
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また、シート部はプラスチック製の爪でフレームに固定してありますので、取り外せる仕様となります。器用な方であれば、取り外してウレタンクッションやレザー部も張り替えが可能ですね。
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コンパクトでシンプルな機能は、アーリーモデルといえどKEVIチェアならではの扱いやすさ。バックレストは本当に心地良い角度を実現してくれます。
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こちらのチェアの掃除や撮影をしていて驚きましたのは、キャスターの内側がKEVI patent Made in Denmarkと刻印された金具で固定されていたところ!!
アルミニウムやキャスターには経年による色あせやキズはあるものの、実用には問題のないコンディションです。ビニールレザーも劣化などはなく特有のベタツキもありません。
アルミニウム製のフレームですので、非常に軽量かつ耐用性のある仕様であるからこそ、現在でも使用可能なコンディションをキープしています。外観の見た目こそ現代のKEVIチェアと違いますが、ラスムッセンの意図するデザインを改良に改良を加えてきたKEVIチェアの深みを感じさせるビンテージKEVIチェアとなります。