Knoll
brno Arm Chair
世界で言えば第一回ワールドカップがウルグアイで開催され、日本は世界恐慌による不況に喘いでいた頃。歴史の教科書に出て来た、遠い遠~い昔の出来事に思えますよね。
今回はそんな約100年前にもなる1930年のデザインながらも、現在に至るまでその輝きを失わないチェア『ブルーノ brno』を紹介致します。
100年輝くデザイン
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製造は20世紀のモダンデザインを体現するとも言われる"ノル Knoll"。
『ブルーノ brno』は、20世紀のモダニズム建築を代表する建築家であり、バウハウスの3代目校長も務めた ミースファンデルローエ により、彼の代表作である建築物「トゥーゲンハット邸」の為にデザインされました。
今回の入荷はフラットバーのタイプ。軽やかな線を描くカンチレバー式のフレームが体重を吸収すると同時に適度なしなりを生み出し、金属フレームとは思えない程の弾力を持った座り心地を生み出します。
座面後ろ側から脚が出ていない事により生み出される浮遊感のあるデザイン。真横から見ると座面はまるで宙に浮かんでいるようではありませんか。
バウハウスが生み出した夢のある形は、100年の月日が経っても私たちをワクワクさせるような新鮮さを保っています。
レザーのカラーはノルの製品にしばしば見られるやや赤みを帯びたブラウン。こちらには「コーヒービーン」の名前が付けられています。
深みのあるレザーのカラーとスチールの光沢が織りなす心地よいコントラストはこのカラーならでは。
背座のみならずアームにまでもパッドが付けられた豪華な仕様で、ゆったりと腕を預けてお寛ぎ頂けます。金属がヒンヤリとする季節にはより嬉しく感じるポイントですね。
平型のスチールが成型合板とよく似ている為、後にアルヴァ・アアルトがデザインする事になる木製カンチレバーにも影響を与えたと考えられています。
間違いなく家具の歴史から見ても重要なチェア『ブルーノ brno』。そんな存在を家で楽しめるなんてなんとも贅沢ですよね。
今回は2脚の同時入荷。揃えて並べるとより空間への影響力が大きくなりますね。100年の歴史を感じながら、心地よいカンチレバーの座り心地と無駄の無いデザインをお楽しみください。
Knoll brno Arm Chair A
Knoll brno Arm Chair B