Knoll
71 Arm chair
モダンデザインを体現する家具ブランド「ノル|Knoll」。
同社の歴史は近代デザイン運動の歴史でもあると言われるほど、20世紀のデザインに多大な影響を与えています。
妥協を許さず研究を重ね作り上げられたプロダクトは、美しさと心地良さを兼ね備え「使われる芸術品」とも言われており、あらゆるシーンにおいてモダンでラグジュアリーな空間を演出します。
本日紹介するのはそんな同社のプロダクトになります。
輝きを失わない名作
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オーガニックなフォルムがとても印象的な、71アームチェア
世に誕生したのは1957年と歴史が長く、70年程前にデザインされたとは思えないほど都会的でモダンな空気を纏っています。

デザインを手掛けたのはアメリカで活躍したフィンランドの建築家、エーロ・サーリネン。
多くの建築物や家具デザインを手掛け、シンプルで印象的なアーチ状の構造を作品に取り入れることで知られています。
このチェアも落ち着いたデザインの中にしっかりとサーリネンらしさが表現されています。

時代を感じさせる独特な雰囲気を持ったオレンジのファブリック。
今までにない造形を描き、デザイン性に富んだ名作が数々生み出さたミッドセンチュリー期を強く思わせます。

デザイン性だけではなく、座った時の居心地の良さも魅力な一脚。
厚みのあるクッションと傾斜を描く背が身体にフィットし、非常にゆったりと寛がせてくれます。
背と一体となっているアームは絶妙な高さの所にあり腕を優しく受け止めてくれます。
全体的にしっかりとした着座感があり、快適さを追求したサーリネンの想いが随所に感じられます。

現在ではカンファレンスチェアという名で販売されている、71アームチェア。
誕生から月日が経った今日でも、この有機的で個性的なデザインは見る者に新鮮な印象を与えます。
ミッドセンチュリーを語る上では外せない名作です。
