Knoll
Diamond Chair
本日紹介するのは、ミッドセンチュリーデザインを代表する名作チェアのひとつ、「Knoll(ノル)」社の《ダイアモンドチェア》。
初めて目にした時、凛とした美しさに思わず目を奪われました。
まるで美術館に展示されているオブジェのような佇まい。
シンプルな構造でありながら、どこか圧倒されるような存在感があり、思わず足を止めて見入ってしまいます。
椅子と呼ぶには美しすぎる

Knoll社は1938年にハンス・G・ノルによってニューヨークで設立されたファニチャーブランド。
数々の名作家具を世に送り出してきたメーカーとして知られています。
そしてこのダイアモンドチェアをデザインしたのは、20世紀を代表するデザイナーのひとり、ハリー・ベルトイア。
彼自身がこの作品を「空気と鋼の彫刻」と表現したことでも有名です。

実際に見てみると、その言葉の意味が良く分かります。
長さの異なるスチールロッドだけで構成されているにもかかわらず、不思議なほど豊かな表情があります。
透けるような軽やかさがありながら、その場の空気を引き締めるような存在感を持った一脚です。

また、このチェアは例外なくすべてがシルバーの金属で統一されています。
ここまで徹底して金属だけで美しさを表現した家具は意外と少ないかもしれません。
光を受けたフレームは繊細に輝き、時間帯によって異なる表情を見せてくれます。
朝日が差し込む窓辺を見るためだけに少し早起きしたくなってしまうほどです。

さらに印象的だったのが、その座り心地でした。
正直なところ、見た目からは少し硬そうな印象を受けていたのですが、実際に腰掛けてみると驚くほど快適。
身体のラインに沿うように設計された美しいカーブが自然にフィットし、包み込まれるような安心感があります。
見た目の軽やかさと、実際の座り心地の良さ。
そのギャップもまた、このチェアの大きな魅力でさないでしょうか。

もちろん室内で楽しむのも素敵ですが、この抜群の解放感を活かしてテラスや庭先に置くのもおすすめです。
心地よい風を感じながらゆったりと腰掛ける時間は格別。
お気に入りのクッションやブランケットを添えれば、自分らしい色合いも楽しめます。
季節ごとに変わる光や風景を眺めながら、この名作チェアとともに過ごす時間をぜひお楽しみください。











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