Knoll
mandarin chair
イタリアを代表する建築家兼デザイナー、エットーレ・ソットサスの名作デザイナーズチェア、ノル社のマンダリンチェアとなります。ノル社はご存知の通り、20世紀のモダンデザイン象徴するファニチャーブランドとなり、そのノル社が発売したポストモダンデザインのマンダリンチェア。。。ちょっと一拍おいてしまうような禅問答にように見えちゃいますね。主義主張が錯綜する時代だったのかも知れません。(^^;)
多様性を取り入れる事で全く新しいデザインが生まれた事実
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モダンデザインとかポストモダンとか、私には読み聴きしているとちょっと出口の見えない迷路にはいってしまった感じがして難しく捉えてしまいがちですが、一方でデザインだけを見ると、シンプルに新しい素材と技術を取り入れたモダンデザインという事だと理解しています。
このマンダリンチェアはステンレススチールパイプをアームからバックレストをぐるっと一本のパイプで囲み、フレーム自体をデザインに変えてあります。
シェルも非常にユニークなデザイン。小振りなバックレストもアームによってゆったりと落ち着けますし、シートもしっかりとしたウレタンフォームによる高いクッション性を感じます。
シェルも非常にユニークなデザイン。小振りなバックレストもアームによってゆったりと落ち着けますし、シートもしっかりとしたウレタンフォームによる高いクッション性を感じます。また、ファブリックも伸縮性の高い、高級感のある厚手で縫目のはっきり見えるデザイン、シェルのシルエットを活かすファブリックです。
社
脚部はブラックでやや細身。アームとの対比が面白いデザインです。
何気なく華のあるチェアです。デザインや主張は違うかも知れませんが、アームの角度や心地はアルネ・ヤコブセンのYチェアに共通するホールド感を感じさせます。
1980年代というアメリカが乗りに乗っていたひとつの時代を感じさせるデザイナーズチェア。ノルのマンダリンチェアは、そういったノスタルジーを感じさせつつ、現代のライフスタイルにも刺激を与えてくれるチェアです。お店で接客をしているとソットサスデザインは、意外にも若い方からの支持が多くて驚く事の多いデザイナーです。