ニルスホルガーモーマン Nils Holger Moormann カント Kant ブックシェルフ デスク Book Shelf Desk リノリウム天板 メープル脚 テーブル W160 ドイツ ~整理整頓の魔術師~

UPDATE: STAFF:れい
ニルスホルガーモーマン Nils Holger Moormann カント Kant ブックシェルフ デスク Book Shelf Desk リノリウム天板 メープル脚 テーブル W160 ドイツ ~整理整頓の魔術師~

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Nils Holger Moormann Kant Book Shelf Desk

みなさん、卒業してますか?僕は何回かしています。最後に卒業したのは自動車学校です。 大学を卒業するにあたって学士号の取得の為に必須になるのが卒業論文。美術や建築、デザインを学ぶ学生にとっては卒業製作がそれにあたります。卒業制作を現在の総決算とすべく奮闘する学生も多いはずです。 有名無名を問わず、卒業制作が後に製品化される事例は(特に欧米では)ままあります。しかし、その後デザイナーとして高い評価を受ける者は一握りでしょう。

整理整頓の魔術師

>>この商品の詳細を確認する デザイナーのMarkus BogeとPatrick Freyはまさにその一握りの者たちと言えます。 卒業後わずか1年でドイツのデザイン新人賞「Lucky Strike Junior Designer Award 2003」、ミラノDesign Report誌の「honorable mention」を受賞。2003年以降もハノーファーを拠点に、展覧会への出展など精力的な活動を行っています。 カント・ブックシェルフデスクは彼らがハノーファー応用科学芸術大学にて卒業製作としてデザインし、後にニルス・ホルガー・ムールマン社によって製品化されることになりました。 画像では周りを個性的なアイテム達でディスプレイしていますが、全く見劣りしない存在感。製造年代に30年近く開きがあるアイテムも並んでいますが違和感はなく、互いの魅力を引き出し合っています。 このデスクの特長はなんといってもラック形状になっている天板のエッジ。本やファイルなど様々なものを収納することができるため、天板を(いつだって)スッキリ見せることができます。 収納空間があると物を置いてしまうのが人間の性。つい何かを置きたくなってしまうような、収納させる魔力を感じます。 天板の大きさそのものもスッキリと見せる要因のひとつ。ラック部分にものが集まることでひらけた天板面との対比が成立します。グラフィックデザインなどで用いられるテクニック”地と図の関係”や”疎と密”と呼ばれる対比構造です。 構成部品のミニマルさもこのデスクの魅力。ラックパーツ継ぎ目は最低限の仕事で表現されており、積層材の表情を損なわず、かつ力学的にも無理のない見事な設計です。 脚と天板ラックとの接続、ともすれば面合わせでデザインの処理を済ませてしまいそうな部分ですが手を抜いていません。絶妙に嚙合わせる事で少ない手数で強度が出るような工夫が見て取れます。 ラックからわずかに飛び出た脚もにくい演出です。 天板の大きさを活かして在宅ワーク、趣味の作業などにお使い頂けます。木のぬくもりはリビング空間にあっても違和感がありません。 スマートにユーザーの動きを誘導する狙いの美しさ、ミニマルで隙の無い設計と製品化されるのも納得の出来栄え。 中古市場に出回るというのは商品価値の円熟のひとつのバロメーターです。ドイツから遠く離れた異国の地日本で(流通は少ないながらも)価値を認められ、取引されている事実それ自体がこのデスクの評価の証左ではないでしょうか。 卒業製作がベースになっていることもあり、デザイナーの試行錯誤や息遣いを感じる一台。この機会に是非いかがでしょうか。

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