NATADORA
FURROW
深みのあるオレンジブラウン。
こっくりとした大人っぽさがありながら、ちゃんと心が躍るような明るさがある。
落ち着いているのに、どこかポップ。
これから少しずつ空気が冷たくなっていく季節に、こんな色のソファが部屋にあったら、なんだか家に帰るのが楽しみになりそうです。
いつもの部屋に置くだけで、景色までちょっと楽しくしてくれそうなカラーです。
大人っぽさと遊び心をあわせ持つ、ふっくらとしたソファ

そんな「FURROW(ファロウ)」を手掛けるNATADORA(ナタドラ)は、2018年にデンマーク人のオーナーによって設立されたソファブランド。
北欧デザインやミッドセンチュリーモダンをベースに、世界各地のさまざまな文化や時代のエッセンスを取り入れています。
デザインを手掛けたのは、ニュージーランド出身でオーストラリア・バイロンベイを拠点に活動するCamerron Foggo(キャメロン・フォッゴ)。
もともとは画家としてキャリアをスタートし、その後インテリアや家具のデザインへ。
アートと機能性、普遍的なものと「今らしさ」のバランスを大切にしているデザイナーです。

ファロウを見ていると、なんだか不思議な気持ちになります。
全体の形は真四角で、横から見ても後ろから見てもすっきりシンプル。
それなのに、正面から見ると、座面と背面が一続きになったクッションが、お布団みたいにふっくら。
チェスターフィールドソファを思わせるタフティングも、凹んだ部分をあえてボタンで留めていないので、かっちりしすぎず、やわらかな表情になっています。
四角い箱のようなシルエットの中に、ふわっとしたものが詰まっているような感じ。
見ていると、「飛び乗ってみたい!」という気持ちがむくむく湧いてきます。

でも実際に座ってみると、そこはちゃんと大人なソファ。
見た目はふわふわなのに、座り心地は意外としっかりめです。
3層のウレタンを使った座面は、やわらかな触り心地がありながら、身体が沈み込んでしまう感じはありません。
生地もやわらかいですが、ふわふわしすぎないので、季節を問わず気持ちよく過ごせそう。
深めの座面に身体を預けて、クッションをひとつ置いたら、もうそこから立ち上がりたくなくなってしまいます。
本を読んで、映画を観て、ちょっとお昼寝して…
気付いたら一日ここにいた、なんてこともありそう。

そしてこのソファを見ると、なぜだかお菓子を食べたいような気持ちになります。
真四角の座面にすっぽり収まって、クッキーやケーキ、チョコレートをあれこれ広げて、好きな飲み物を持ち寄って、誰かとおしゃべりしながら、気づけばお菓子の袋をがどんどん空いていく。
そんな小さなお菓子パーティーが似合うソファです。
大人っぽいオレンジブラウンなのに、こういうちょっと無邪気な想像ができてしまうのが、ファロウの面白いところだと思います。

さらに、脚がないことも、この「飛び乗りたくなる感じ」にひと役買っています。
床の上にどんと置かれた姿には、何とも言えない安心感があって、ソファというより大きなクッションの塊みたい。
けれど、横や後ろに回ってみると、余計なもののないすっきりとしたシルエットが現れます。
ふっくらとした可愛らしさと、潔いシンプルさ。
その両方をひとつの形の中に持っているのが、ファロウの魅力です。

しかも、このファロウはセパレート式。
2つをくっつけてゆったり使うのはもちろん、離してしまえば、それぞれをひとつのソファとして使えます。
気分を変えたくなったら、また並べてみる。
ひとつの家具なのに、置き方を変えるだけで部屋の景色まで変わっていきます。

今日はここでお菓子パーティーをしよう。
夜はここで映画を観よう。
天気のいい日は窓辺に動かして、何もせずぼんやりしよう。
そんなふうに、このソファがあるだけで、いつもの休日が少し楽しみになりそうです。
気が付けば誰かが座っていて、飲み物やお菓子が並んでいて、そこから自然とおしゃべりが始まっている。
そんな光景がよく似合う、ちょっと楽しいソファです。































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