National
WiLL FRIDGE
お部屋を彩るシェルフやチェア、テーブルなどのインテリアは非常に種類が豊富で、そのスタイルやメーカー、ブランドは実に多岐に渡ります。
しかし家電、ひいては「白物家電」についてはどうでしょうか。
大手の家電メーカーや海外のメーカーから多様なモデルが販売されていますが、それらには洗濯、冷蔵、空調など明確な役割が存在し、それらを十分にこなせる性能が要求されることからデザインは画一的なものが多く見られます。
今から約25年前、こうした制約のもと個性的なプロダクトデザインに挑戦した冷蔵庫が存在しました。
こだわりのインテリアをキッチンにも
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松下電器(現:Panasonic)から販売されていた、National「WiLL FRIDGE ウィル フリッジ」。
アメリカンビンテージの冷蔵庫を彷彿とさせる丸みがかったデザインが可愛らしい一台で、一度見たら忘れないアイコニックなデザインです。
ビンテージさながらの色合いに、クロームメッキで縁取られた丸い取手とWiLL FRIDGEの文字が刻まれたプレートがマッチしたレトロポップなスタイル。
シルエットや取手、プレートがそれぞれ曲線的なデザインとなっていることにより、家電にありがちな無機質さを感じさせることはありません。シンプルながら特徴的なスタイルで周りの家具ともしっかりと調和してくれます
上下二枚の扉は冷蔵室と冷凍室に分かれており、中には野菜室のほか製氷機や卵ポケットも備えています。扉の枚数を抑えることでデザイン性を損なうことなく、一般的な冷蔵庫と同じように不便なくお使いいただけます。
日常生活に欠かせない冷蔵庫、日本の生活を長く支えてきたPanasonicだからこそできるデザインと実用性の両立です。
Nationalからは当時冷蔵庫のほかにも電子レンジやファックスなどが、同じWiLLシリーズとして販売されていました。
これは1999年~2004年の間に国内の大手企業が行った異業種合同プロジェクト「Will」から名付けられたもので、トヨタ自動車、アサヒビール、コクヨなどが参加していました。
生産者の明確な意思=willを発信し、20~30代の消費者と新たな生活様式を生み出していくという意味が込められたWiLL。マーケティングの合同実験として今回のWiLL FRIEDGEのようにレトロなデザインの他、特徴的なデザイン、コンセプトを持った商品が各社から販売されました。
現在ではこうしたデザインを持った冷蔵庫自体が希少な上に、同等の容量を求めると高価なラインナップに選択肢が限られてしまいます。そのためWiLL FRIEDGEは発表から20年以上経過した現在でも人気を集める、家電製品としては異例のモデルです。
アメリカンビンテージやミッドセンチュリー、スペースエイジスタイルのお部屋にぴったりの一台。
ホワイトのカラーリングはどんなスタイルにも馴染みやすく、自由で幅広いレイアウトを楽しめること間違いなし。
無機質な印象になりがちなキッチンにデザイン性を加えて、こだわりの空間を作り上げる「WiLL FRIDGE ウィル フリッジ」を取り入れてみてはいかがでしょうか。