driade
Trolley SIBILO
無機質な素材感と軽快なフォルム、そして淡いグレーの色合いが都会的でシックな雰囲気を醸し出すトローリー。
黒でも白でもない、グレー(とシルバー)を選んだのが何故なのか気になります。
グレートーンの落ち着き
1968年にミラノ南東部の都市ピアチェンツァで誕生した、イタリアを代表するモダンファニチャーブランドの一つ" ドリアデ driade "。
設立当初からフィリップ・スタルクやエンツォ・マリなどの新進気鋭のデザイナーを起用し、世の中を驚かせるセンスあふれる作品をリリースし続けています。
スペインのデザイナー、josep llusca(ジョセップ・ルスカ)が1994年にデザインを手掛けたトローリーワゴンシリーズ「SIBILO」。
現在は惜しくも廃番となっており、中古市場でもなかなかお目にかかれない希少な一品。今回インプションにも初めて入荷しました。
ラックからフレーム、キャスターに至るまで、細身で軽やかな印象。特に、上段部分のフレームラインが美しく、直線と曲線がバランスよく取り入れられています。
スリムな形状でありながらスチールを使用した堅牢な造りで、水回りでも安心してご使用頂けるクロームメッキ仕上げとなっています。
一番の特徴は、上段のラックを取り外しトレイとしても使用できるところ。
来客時などにお茶を出すのはもちろん、ベッドトレイ/ブレックファーストトレイとしても使い勝手が良さそうです。
トレイ単体で見ても、ワゴン単体で見ても、どちらも美しく、機能美を追求したデザインと言えるでしょう。
シルエットの美しさを引き立たせる為、普通だったらブラックやブルー、レッドなどの目立つカラーを選ぶはず。
そこで敢えて控えめなグレーを選んだデザイナーの感性に、個人的にとっても惹かれました。
どんなカラーにも調和し、空間に上品なアクセントを加えてくれる一台です。