driade
jelly slice
独創的で創造的。
ポップでいてデザイン的。それでいて実用的。
多岐に渡るデザインで人々に衝撃を与え続けるデザイナー、フィリップ・スタルク。
本日紹介させて頂くのはそんな彼が手掛けたテーブルです。
シンプルながらユーモラスな名作「ジェリースライス jelly slice」のご紹介。
断面に宿るセンス
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建築・インテリア・家具・食器・出版物・インダストリアルデザイン等、幅広い分野のデザインを手がけるデザイナー、フィリップ・スタルク。
アイコニックでデザイン性の高い彼のデザインは世界中の様々なシーンから注目を受けています。
本日紹介させて頂くのはそんなフィリップ・スタルクが手掛けたダイニングテーブル「ジェリースライス」。
個性的なライフスタイルを追求する、知的アヴァンギャルドの最高峰、“driade ドリアデ”から発表された名作です。
1968年ミラノ南東部の都市ピアチェンツァで設立されたドリアデ。
ポストモダンの台頭の真っただ中に生まれ成長を続けるドリアデは、常に冷静にモダンの意味を問いつづけ、独自のスタンスを貫く企業として、また、新進気鋭のデザイナーやクリエイターたちを起用し、世の中を驚かせるセンスあふれる作品をリリースし続けています。
ジェリースライスはスタルクとドリアデという組み合わせだったからこそ生まれたテーブルといっても過言ではありません。
ユーモアあふれるネーミングのジェリースライス。
その名の由来はガラス天板にあります。
乳白色のすりガラスの断面奥深くまでに広がる涼し気なブルーとホワイトの調和。
これは透明度の高いエクストラクリアガラスの使用にて実現できたそう。
ジェリースライスはゼリーをスライスしたような美しい断面からこのように名づけられました。
直線を基調とした無駄のないデザイン。
ガラス天板にステンレスの脚が採用されたシンプルな構造のテーブルは珍しくありませんがジェリースライスの魅力はその独特の柔軟さにあります。
ガラスとステンレスという冷たい印象の素材を用いながらも、ゼリーの様な柔らかさを感じさせる。
このバランスが生み出す絶妙なニュアンスこそジェリースライスの魅力といえます。
鏡面仕上げがなされたステンレスがより洗練された印象を与えるフレーム。
このフレームがキャッチーで柔軟な天板を引き締め、品格ある家具へと昇華させています。
シンプルだからこそ現れるこのセンスはまさにスタルクデザイン。
見つめる程に味を感じることが出来ます。
ジェリースライスはホワイトだけでなくグリーン×イエローの天板の仕様もあったそう。
よりポップでジェリーに近い印象だったのではないでしょうか。
どちらも中古市場で滅多に見かけないアイテムですがホワイトの方がシーンを選ばず活躍してくれそうです。
ナイフの重みだけで切り離せそうな天板。
シンプルながら深みのある逸品のご紹介でした。