トン TON リオハ Rioja ハイスツール カウンターチェア チェコ製 ブナ材 ~トーネットのその先へ~

UPDATE: STAFF:トリス
トン TON リオハ Rioja ハイスツール カウンターチェア チェコ製 ブナ材 ~トーネットのその先へ~

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TON Rioja High stool/Bar Stool

残暑が続きますがいかがお過ごしでしょうか。 少し前なら18時くらいまで明るかったのが、今では17時台でとっぷりと暮れてしまいます。 蝶が蜃気楼をくぐり飛ぶ季節も残りわずか。 もう少ししたら、稲穂はこうべを垂れ、トンボは高く飛ぶようになり、過ごしやすい秋の夜長までもうすぐです。 静かで上質な夜の時間。 そんなシーンにも良く似合う素敵なアイテムが入荷致しました。

新しい物を求め続ける事

>>この商品の詳細を確認する 今回ご紹介するのは、150年を超える長い歴史を有するトン(TON)社のもの。 1861年に旧オーストリア帝国(現チェコ共和国)にあるビストジツェ・ポト・ホスティーネム(Bystřice pod Hostýnem)にトーネット社が曲木の工場を設立した事に端を発します。 一時は世界大戦をはさみ厳しい状況にあった工場ですが、1945年に国有化されることで切れることなく製造を続け、 1961年には現地の言葉で「曲木家具の工場」を意味する「Továrna na Ohýbaný Nábytek」の頭文字を取った、現在のTON社の名前へ改称し今に至ります。 トーネットと聞くと、多くの方が優雅な曲線を描くクラシカルな椅子を想像されるのではないでしょうか。 トーネット社の創業者ミヒャエル・トーネットは、ブナ材を釜で蒸しあげ柔らかくなったタイミングを逃さず金具で成型する、いわゆる「曲木」の方法を確立する事で、削ったりホゾで組み継ぐ事などの限られた手法しか無かった当時の木材の加工法というものに、革命的な新風を巻き起こしました。 曲木に適したブナ材は軽量で取り回しもしやすく、切れ目なくカーブを描く木材はとても優雅。 また完成品の状態ではなく、現地で組み立てが出来るようパーツの状態で輸送できるように設計をしたことで下がった輸送コストは、多くの人に名品を届ける事を可能としたのです。 そして現在。情報化社会となり流行は海を越え、多くの価値観が混在する中、 TON社は過去のみに縛られず多くの新しい価値観とのセッションを繰り返します。 今回のハイスツールもそんな中から生まれた名品です。 デザインは2006年ドイツ出身のAlexander GrimmとRonny Eysserによって設立されたラウンジデザイングループ。 このプロダクトでケルンで毎年行われる国際家具見本市でインテリアイノベーション賞を受賞しました。 シリーズ名のリオハ(Rioja)はスペインの地域名から取られています。 素材はトーネットの代名詞、ブナ材。 しかしながら採用されたストレートなシルエットは良い意味で「らしくなく」、今まで見る事の無かった素材の表情を新たに感じる事が出来ます。 少しクリーミーなブラウンは木の杢目を楽しめながらも落ち着いた空間にも馴染みやすい落ち着きを感じさせます。 座面には座る時の当たりを柔らかくするカーブ。全てがストレートになると過剰になってしまう無機質さをやわらげて、スマートな印象とバランスの取れる良い塩梅のディティールです。 フットレストとして使える貫(ぬき)は四方についているので、どの方向からも同じように腰掛けられます。実用性についてもさすがの老舗。丈夫さも含め申し分ありません。 スクエアな印象を活かすのであれば是非複数脚で。壁際に並べるだけでもスッキリとした絵になります。 全体が見やすいキッチンスツールとしても、お花を飾るのにも丁度よい高さなので、圧迫感の少ないミニマルなアイテムをお探しの方にもオススメです。 スチールパイプだと味気なく、家にハイスツールを置くのをためらってしまう方でも、この木のぬくもりを感じられるアイテムならバランスよくお使い頂けます。 シリーズ名に付けられたリオハは、スペインワインの名産地だそう。 秋の実りを美味しく頂く、濃密な時間に似合うバースツール。 150年を超える老舗が、自分たちの最も自信のある素材を使って、現代の価値観を掴みとった結果です。 スタイリッシュな形を、手触り温かなブナで。 上質な時間のお供をお探しの方は、どうぞこの機会にお求めくださいませ。

TON Rioja High stool A

TON Rioja High stool B

トン TON リオハ Rioja ハイスツール カウンターチェア チェコ製 ブナ材 ~トーネットのその先へ~

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