TRESPA JAPAN
wagon cabinet
こんにちは。用賀店のふくです。
本日は非常に珍しいアイテムをご紹介させて頂きます。
既に絶版となっており、入手は困難。
現存数も少なく、まず見かけることは無いアイテムとなり、自分の担当している用賀店に入荷したことが非常に嬉しく思います。
数々の収納家具を見てきましたが、ここまで心が躍ったのは久しぶりで、空間の主役として生涯大切に使い続ける事になりそう。
そんな想像をさせてくれる特別なアイテムです。
是非最後までご覧くださいませ。
身近なアート
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こちらは建築材料や外装材を生産するオランダ“TRESPA/トレスパ”が日本法人を立ち上げた際に販売されていた『ホワイト×レッド ワゴンキャビネット』です。
素材には耐衝撃や耐水性に優れている同社が開発した“フェノール樹脂板”が用いられており、それを家具の材料として使用するプロダクトでしたが、販売後まもなく日本から撤退。
他のアイテムが2001年のグッドデザイン賞を受賞したこともあり注目を集めていたようですが、実際に販売されたいた数は非常に数が少なく、市場に出る事も極稀なお品物となります。
同社が家具製作のデザインを依頼したのは村澤一晃氏。こちらのワゴンキャビネットは縁が黒色であるフェノール樹脂板の特性を活かしたデザイン。
イラストのような立体感はまるでアート作品の様で、ピート・モンドリアンが手掛けたコンポジションを彷彿とさせます。
作りはシンプルで収納部は2段。
引き戸式の扉が上下に1枚ずつ設置され、片側は常にオープンになる仕様。
サイズ感も程良く、書籍やオブジェなど飾りながら収納頂けるでしょう。
また、下部にはキャスターが備わっており、移動も容易。
両側面からはキャスターを見せないデザインとなっており、片側上部にはハンドルをモチーフにしたのか抜けのデザインが施されております。
更にユニークなのはこのお品物はノックダウン式であること。
留め金を見てみるとネジ頭に穴が2つ空いているセキュリティボルトが使用され、細かな部分ではありますが工業的な要素を感じさせます。
本来、ビルなどの外装材に用いられる素材を、家の中の生活に密着させることに成功したプロダクト。
販売期間が短かったことが非常に悔やまれます。
再入荷は見込めませんのでお早めにお買い求め下さいませ。