TRUCK FURNITURE
TORCH CHAIR - Leather Seat
ひらめくのか、降ってくるのか、悩み考え抜いた末に思い浮かぶのか。
芸術にしてもデザインにしてもビジネスにしても、アイデアってどんな時どんな風に生まれるのか気になります。
同じような状況や環境を作ったとしても、同じものが生まれるとは限らない。その時その場所で何を考えて何をしていたのかによって、左右されるもの。
きっとアイデアはたくさんの偶然が重なって導き出された賜物のような気がします。
ジャズを聴きながら
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「このテーブルをデザインしていた時、部屋に流れていたCDが "TorCH"のジャズアルバムでした。」
誕生のきっかけを話すのは、TRUCK FURNITURE(トラックファニチャー)を立ち上げたメンバーのひとり、黄瀬徳彦氏です。

1997年、大阪市の古いビルを解体&改造して生まれたトラックファニチャーは、説明が不要なほど多くの人に愛されるジャパニーズブランドとなりました。
キレイな材木ではなく、あえて節や割れを残した荒々しい家具は、今やトラックの代名詞です。

人気の理由は、素材にもデザインにも感じられるTRUCKらしさとほとんどが受注生産という作りの丁寧さ。
そしてもうひとつ、個人的にたまらなく心をくすぐられるポイントがあります。それは、それぞれのアイテムがもつバックストーリーを惜しみなく公開しているところです。

前述の通りこの「トーチ | TORCH」は、流れていたジャズに影響を受けたシリーズ。
女性ボーカルの暖かい声とアルバムタイトルでもあるtorch(=タイマツ)の暖かい灯りのイメージ、その時考えていたテーブルの3つが重なったことで誕生しました。

そんなテーブルに合わせるチェアとして作られたこの椅子たちは、1970年代の懐かしいデザインを作りたいという想いが込められた椅子。
プレーンな佇まいにナラ材の木肌が際立つ、ノスタルジーとトラックらしさが掛け合わされた逸品です。

どこかアーバンさすら感じさせるすっきりとした印象に、柔らかさを引き締めるブラックレザーシート。現行ではブラウンレザーのみの展開なので、この組み合わせはリユースでしか出会えないかもしれません。
さらに、優しいアールを描く背もたれと座面により身体にフィットする掛け心地で、長時間の着座にもおすすめです。

情景が浮かぶ誕生秘話がプロダクトの価値を高める。愛されるのは、アイデアの源が分かるからこそなのかもしれません。
背景を知るだけで、商品ではなく自分の家具になっていく。作りての思いが伝わって湧く愛着は、息が長い。
と、そんな風に感じさせるブランドはトラックファニチャーのほかに心当たりがありません。
トーチチェア TORCH CHAIR レザーシート A

トーチチェア TORCH CHAIR レザーシート B
