Tom Dixon
MELT 50

本日は独特の光沢感と目に留まるバイオモーフィックフォルムが、生活感を軽減した近未来的な空間演出を可能にする" トムディクソン / Tom Dixon "『 メルト MELT 50 ペンダントライト 』のご紹介♪

夢見に溶け落ちる

" トムディクソン / Tom Dixon "は、照明、家具、フレグランス、ホームアクセサリー等の幅広いジャンルで活躍し「インテリア界の寵児」の異名を持つイギリスを代表するプロダクトデザイナーです。

カッペリーニ、ハビタ、アルテック等の有名メーカーでクリエイティブ・ディレクター等を歴任。2001年には英国デザイン界への貢献が認められ、女王陛下から「大英帝国勲章（OBE）」を授与されています。そして2002年に自身の名を冠した高級デザインブランドを設立。ロンドン、ミラノ、香港、ニューヨーク、東京、上海、杭州等に拠点をひろげ、世界的な評価を受けています。

長い歴史と文化があり、デザイン、舞台芸術、現代美術の中心地としてクリエイターが集う西の島国イギリス。同氏のルーツでもある母国にも喚起され、独創的な才能は既存の照明器具や家具デザインの枠を超えた唯一無二の世界観を確立しています。脈々と受け継がれていく伝統文化と時代を前に進める現代美術が交差する英国で、新素材や技法への高い関心、固定観念を覆す創造力は新たなプロダクトが生み出されていきます。

こちらの『 MELT 50 』はスウェーデンのデザイン集団 “ フロント FLONT ” とのコラボレーションにより生まれた前衛的なフォルムデザイン。

射出成型されたポリカーボネート製のシェードは、あたかも吹きガラス制作の熔けたガラス風船の様。左右非対称に歪んだカタチは、点灯時には物体がうごめく様な視覚効果。また消灯時は周りの景色を映し出す鏡面となり、昼夜異なる面持ちで煌びやかな印象を演出しています。

内部は自社開発で完成させた内蔵型LEDを使用。省エネ設計である事はご存知の通りですが、同シリーズの電球タイプよりも、シェード全体に光が行き渡る様になっています。

テーブル、チェア、ソファ、キャビネット等、床置きの家具と異なり、視界がひらけた天井下の空間にある照明器具。空間に余白があるからこそ、夜間は勿論、点灯しない日中も造形の美しさは目に留まります。存在感と開放感を同時に演出してくれるトムディクソンのペンダントライトは、コレクターズアイテムとしては勿論、お引越やお部屋の模様替え等、コーディネートの終盤で空間の要的アイテムとなります。

造形自体は極めてシンプルなフォルム故、トム・ディクソンの"反射と透過"という視覚効果への探求心は、より強くプロダクトに具現化されています。芸術作品的な要素が内包しつつも、インテリア空間の道具としての側面においても、照明本体の形状、色合い、質感は、建築の内装、周囲の家具・インテリアに対して孤立することなく協調性を保ち、ワンランク上の都会的な空間演出を可能にしてくれます。

光と共に膨らみ、心と共に溶け落ちる。

現実と幻想の狭間を見ているような不思議な時間が、夢見の世界に誘います。